全員が集中して取り組めるように、意図が明確で、かつ試合を意識したメニューにしたいです。特に、ディフェンス練習とボールコントロールの練習を希望します。練習時間の制限により、持久走などが出来てないので、メニューの中で体力向上も図りたいです。
要望の背景
ミニバス経験者と未経験者が混在しているため、どのように組み立てれば良いか悩んでいます。また、私自身バスケの経験がないまま指導をさせてもらっているので、より有意義な練習メニューを生徒達に提供したいと思い、要望を出させていただきました。
Sufu認定指導者の回答
練習の生産性を高めるうえで、トレードオフと統合の違いを押さえておくことは非常に重要です。トレードオフは入れ替え、統合は何かと何かをまとめるということです。例えばこれまで1対1を練習してきたチームが、リバウンド練習を取り入れたいと考えたとしましょう。でも両方練習する時間はありません。
「トレードオフ」の考え方をすれば1対1とリバウンド練習を入れ替えてしまうでしょう。しかし1対1の中にリバウンド練習を組み込む「統合」であれば、両方を同時に行えるのです。
ただしあまりに多くの要素を統合しすぎると、それぞれが浅く薄くなってしまったり、選手の処理できる許容範囲を超えてしまうことがあります。統合の適切な度合いは選手の処理能力によって決まります。逆に言えば、選手の処理能力を高めることが練習の生産性を高めることにつながるということです。そして、選手の処理能力を高めるためにも、いくつかの要素が統合された練習に取り組むことが重要です。
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左右に素早く動けて、床を蹴りやすいグッドスタンスを最初に作りましょう。
中心を外れてキャッチしてしまったものは、ブロッキングファールになってしまったと考えて良いでしょう。
すぐに最初のグッドスタンスを取り戻します。
・ボールを身体の中心でキャッチする
・素早く反応できるような状態にする
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そういった時に行なうコンタクトの分解練習です。
・バランスを崩さない
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・重心を上げすぎない
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ボディアップとは、ゴールとオフェンスプレイヤーの間に立ち、行く手を遮ることです。
ディフェンスプレイヤーが相手チームのプレイヤーに対して、トルソー(向かい合い、両足を普通に広げて床につけている)を占めて
いる状態です。
胴体・胸でコンタクトすること、両足が床についている状態でコンタクトすることを意識しましょう。
・グッドスタンスを維持する
・オフボールマンのDFはヘルプポジションに位置する
・ステップスルー:フロントターンでコンタクトすること
プッシュ・プルは小さく・大きく早く、自在に操れる技術を身につけます。
・チェンジの後に素早くプッシュする
この時、ステップも一緒に垂直になるまで引きましょう。
プル&プッシュのタイミングでドリブルの回数を増やさず、1回のドリブルでプルもしくはプッシュを完了させましょう。
ボールの跳ねる力をうまく扱いましょう。
・ステップは素早く切り返す
・1回のドリブルで下がる幅を大きくする
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ