【Sufu会員が教える】オススメのアンダーアーマーのバスケットシューズ(バッシュ)

【Sufu会員が教える】オススメのアンダーアーマーのバスケットシューズ(バッシュ)

2022年6月15日
Sufu編集部

この記事では、Sufu会員から集めたアンケート結果を元に「オススメのアンダーアーマーのバスケットシューズ(バッシュ)」を紹介します。

Sufu会員に向けた独自のアンケート結果を元にオススメのメーカーや商品、オススメの理由を詳しく説明することでバスケの用品・用具・グッズ選びをサポートします。

アンダーアーマーのバスケットシューズ(バッシュ)選びにおいて、この記事を読んで参考にしてみてください。

この記事の目次

Sufu会員がおすすめするバスケの用品・用具・グッズ

UAフロー フューチャー(FLOW FUTRX)

Sufu有料会員クラブチーム指導者(小学生)

クッションがソールになった画期的なシューズです。
これまでのシューズはクッションの下にゴムソールがあるのが常でしたが、それを打ち破るものです。
減りが早いのでは?耐久力が大丈夫か?と思いますが、部活並みの練習量ではないので持ち堪えています。
柔らかく、良く止まり、バスケットに多いトランジションの切り替えに力を発揮します。
また、マジックベルトがアクセントになっています。アンダーアーマー にベルトがあるものはほとんどなかったと思います。
ベルトがあるだけでホールド性が高まり、紐が解けることを防止してくれます。
サイズ感は個人差がありますが、日本人向けでやや幅広かなと思います。
カリーフローと同じソールなので、カリーが手に入りにくい場合や手が届かない場合は、このシューズを手にしてみても良いかと思います。

アンダーアーマー Curry9

Sufu有料会員保護者

このシリーズをCurry3からはいています。
買い始めたきっかけは、ステフィンカリーの熱狂的なファンだからです。
海外系のブランドで日本人の足には合わないかなと思いましたが、問題なく足に合います。
グリップ力もよく、切り替え時に重心移動がスムーズに実現することが可能です。
現状のモデルはローカットが主流になっており、ポジションはガード向きのバッシュになっていると思います。
ローカットであることから捻挫のリスクが懸念されますが、捻挫癖のある方はサポーターを着用して対応することができると思います。
このカリーシリーズは年に1回しかでないです。
なので、1年間、3回/週はいた感想ですが、なんとかグリップ力が落ちずに使用できています。

アンダーアーマー カリー8(UNDER ARMOUR CURRYFLOW8)

Sufu有料会員クラブチーム指導者(小学生)

アンダーアーマーカリー8をお薦めします。
以前のアンダーアーマーのバスケットシューズは横幅が狭くてなかなか足に馴染まなく履きたくても履けないシューズでした。
このカリー8は1cm程度のサイズアップは必要ですが横幅も甲高でも充分フィットして履きやすいと思います。
また、このシューズのポイントであるソールですがとても滑りにくくストップするときの止まりがとても良いです。
中高生など部活で毎日使用するとソールの減りが早いという情報もありましたがそんなに早くは感じません。
我が家でも長男、次男、私と3足使用していますがとても満足して使用しています。
軽くて、よく止まるし、耐久性もあるので高校生の脚力が強い年代の子供が履いても充分使いやすいと思います。

[アンダーアーマー] UAジェット '21 3025348

Sufu有料会員クラブチーム指導者(小学生)

まずアンダーアーマーがおすすめの理由は、なんと言ってもデザインのかっこよさです。
アンダーアーマーのロゴがとにかくかっこよく、ウェアもすべてアンダーアーマーにしているくらいです。
私自身足が大きく、特に幅が広いためなかなか自分に合ったバッシュを選ぶことが難しいですが、アンダーアーマーはフィットしています。
また、ソウルのグリップもしっかりしているため、すべることがなく、しっかり止まることができ、安心してプレーすることができます。
また、しっかりしたホールド感もあるため、足があまり疲れることなく、長時間練習してもほとんど疲労をかんじません。
バッシュ自体の重さが重いものもたくさんある中、アンダーアーマーのバッシュは軽くて走りやすいです。

UA ロケット

Sufu有料会員保護者

デザインが質実剛健という感じでどっしりしていてかっこいいです。
かっこいいと、履いていて、プレーに意欲的になり、他のシューズを履くより、アグレッシブなプレーができます。
また、サイズ感が日本人にとってわかりやすいです。
日本人の幅広い足にフィットし、履いていて痛くなりません。
クッション性も適度によく、硬すぎず、やわらかすぎず、適度に反発があり、走りやすいです。販売店も、多くあり、値段も適度で、購入しやすいです。
また、アンダーアーマーというと、品質や社風に安心感があり、履いていて恥ずかしくないです。
バスケットボール競技に限らず、他のスポーツやウォーキングまで、展開が広く、バスケットボールを起点に、他のシューズも手に取りやすいです。

UA FLOW FUTR X

Sufu有料会員保護者

わたしアンダーアーマーのUA FLOW FUTR Xをおすすめします。
バッシュの選ぶ基準として、グリップ性や軽量性、ローカットがわたしの基準となります。
アンダーアーマーの中でもカリーのモデルはローカットが多く軽量で履きやすいでててす。
カリーのプレースタイルをみるとわかるようにストップや切り返しが多くその運動量を支えることのできるバッシュです。
グリップ性が良いのでとても安心してプレーできます。
ローカットなので足首の自由が損なわれずに最大限にプレーできます。
デザインもマジックテープがついており紐も抑えることができます。
シンプルなのに大胆な動きができるようになっていてガードにはおススメの1足となります。

CURRY 9

Sufu有料会員保護者

前作のカリー8より採用された「FLOW」クッションを継続して採用しています。
軽量かつ高い耐久性と衝撃吸収性、弾力性に優れています。
FLOWクッションでソール全てを造形することで、ラバーのアウトソールを排除。
ミッドソールとアウトソールが全て一体化することで、軽量化にも繋がっているそうです。
8と同じFLOWクッションを使っているカリー9のグリップ力も非常に高いです。
アッパーは、「UA ワープニット」を採用していて、アッパーを構成する素材を格子状に縫製し、適度なサポートとシューズのさらなる軽量化を実現しています。
カリー9の重さは、26.5cmで313です。
同じサイズのカリー8が322gなので、より軽量されているのでおすすめです。

curry 9

Sufu有料会員部活動 指導者(中学生)

このバッシュを履くまでは、アンダーアーマーのバッシュに良いイメージは無かった。
このバッシュを買う前も半信半疑で検討していたが、様々な口コミ等を見ていくうちに一度履いてみる価値はあると思い、実際に買う検討に入った。
そのような状況のときに、ちょうど新色の発表があり、自分が欲しいカラーがピタリとハマったため、購入した。
良いイメージが無かった理由は、昔一足購入してプレーしたときにすごく滑ったためです。
口コミを見ているとこの部分が解消されたような評価が多いため、購入した。
実際に履いて試したところ、滑らないどころか、他メーカーのバッシュに比べて非常にグリップが効き、めっちゃくちゃプレーしやすかったです。
なので、curyy 9 おすすめです。

アンダーアーマー UNDER ARMOUR スニーカー 【 EMBIID ONE BROTHERLY LOVE WHITE BLUE RED 】

Sufu有料会員クラブチーム指導者(大学生)

NBAでオールラウンドな活躍を見せているエンビート選手のモデル。所属チームのカラーを大胆にあしらったデザインは、非常に爽やかであり、派手であるが、下品ではない。

シューズそのものは軽量であるが、ホールド感があり、安心感を与えてくれる。ソールはやや肉厚でクッション性も十分。だが、フロアを掴む機能にも優れており、まさに「ANDの才能」を体現するバッシュである。

同選手は、コービー・ブライアントの思想や信条を継承する選手の一人である。従来の常識を覆し、イノベーションを重ねている。思うに、過去の常識ではなく、チームの問題やご自身の問題解決からスキルセットを逆算しているように感じる。イノベーションは、過去の事例ではなく、問題解決をしようとする志向性と、絶え間ない鍛錬によって培われると実感できる。バッシュを履いているだけで、前向きなエネルギーを与えてくれる存在であるため。

カリー1 ロー

Sufu有料会員保護者

私がおすすめするアンダーアーマーのバスケットシューズは「カリー1ロー」です。
NBAを代表するシューター、カリーのシグネスチャーモデルの第一弾です。
私自身ローカットが好きなので足首の自由さやグリップ力が抜群だと感じました。
実際にプレーすると切り返しやジャンプなどかなり細かい動きにも対応していてずれがかなり少ない印象です。
シンプルなデザインにカリーっぽさがあるカラーリングでとてもおしゃれにも感じました。
気に入ったデザインだとプレーするたびにテンションが上がりいつもより動けている気がします。(笑)カリーのモデルは現在はたくさん出ていますが第一弾ということで、レア感もありつつ機能性も兼ね備えた1足となっています。

【エルトラックが教える】バスケットシューズ(バッシュ)の選び方

チェックポイント バッシュが正しい位置で曲がるか

1つ目のポイントはバッシュが正しい位置で曲がるかどうかです。

バスケットボールに限らずズポーツはかなり負荷の高い運動を行います。その際に動きに制限のかからない方向にしっかりと足を曲げられるかどうかは非常に大切なポイントになります。
特に注意して確かめたいのはソールと呼ばれる地面に接地する靴裏の部分です。
このソールの部分は各メーカーやバッシュのシリーズによって様々な特徴を持ったものが販売されています。
例えば、模様がデザインされているものや、土踏まずの部分に硬いプラスチックのような素材が使われているものなどは皆さんも目にしたことがあるかもしれません。

それぞれデザイン性や機能性を追求して作られているわけですが、確認したいのは曲がる位置と硬さです。
場所としては足底の指の付け根のあたりがしっかり曲がるかどうかをチェックしてみてください。
足指の部分がしっかり曲がると言うことは、足全体の機能を正しく使う上で非常な役割を果たします。
足は様々な筋肉が伸び縮みすることによって力を発揮しますが、この指の付け根部分がしっかりと運動することで足裏や横足のアーチを適切に使うことができます。

ソール部分が硬すぎると自分自身の脚力で曲げることができず、本来持っている自分のポテンシャルを発揮するのが非常に難しくなります。
場合によっては動きが制限されてしまい、別の部位への負担が大きくなるということも起こります。
子どもたちからも「足裏が痛い・・・。」という声を聞いたりしますが、履いているシューズを見てみると、デザインはすごくカッコいいんだけどソールが厚くて硬そうなものを履いている場合があります。
そんな時は自分の力でソールを曲げられるかをチェックしてみた方が良いかもしれません。

チェックをするときには、ねじれ具合もチェックしてみることも大切です。
バスケットは前に進むだけではなく横の動きや斜めの動きなど複雑なステップの多い競技です。
様々な角度に曲がるかどうかもチェックしてみてください。

柔らかければ良い?

とはいえ柔らかければ良いかと言われればそれだけではありません。
バスケットボールは硬いフローリングで行われる競技の上、ジャンプやダッシュ、切り返しなどの激しい動作がありますので、力を発揮する上ではソールにもある程度の硬さがあることが重要とされています。
そのためバスケットボールシューズは、ランニングシューズなどとは異なりソールの部分が厚くてしっかりとした作りになっているわけです。
ですから、自分の脚力で曲がりづらくなってしまうほどの硬さだとパフォーマンスが落ちてしまうし、逆に柔らかすぎても上手く力を伝えられずに同じくパフォーマンスを上げられない要因になってしまうということですね。
ですから、できれば実際にお店に行ってソールの硬さが自分に合っているかを曲げたりねじったり(迷惑にならない程度に・・・)しながら、そして試し履きをしながら選べると良いと思います。

靴底(アウトソール)の形が違う?

実際にバッシュのアウトソール(靴底の部分)を見てみると形状の違いが目につくと思います。
アウトソールは大きく分けると、セパレートソールとフラットソールという2種類があります。

見分けるのは非常に簡単で、フラット(平ら)ソールはその名の通りつま先部分からかかと部分までつながっているのが特徴で、セパレート(別々な)ソールは土踏まずの部分に凹みがあり、土踏まずを起点に前側と後ろ側でアウトソールが分かれているのが特徴です。

それぞれにメリットがありますので、ご自身のプレースタイルや体型・脚力などと照らし合わせて選んでみましょう。

セパレートソール・フラットソールのメリットとデメリット

靴の甲の部分(アッパー)やアッパーとアウトソール(靴底のソール)に挟まれた層(ミッドソール)の形状や作りにもよりますが、ソールの作りによるメリットとデメリットがあります。

セパレートソールの特徴は、スピードが出しやすい、反発力を生かしやすいというメリットがあります。
これは前後に分かれていることで、適切な位置でソールが曲がることで地面を蹴り出すのに大きなメリットがあることに加え、土踏まずの部分にバネの役割を果たす樹脂パーツなどの堅い素材が使われていることで大きな反発力を生み出してくれます。
逆に着地の衝撃を分散することが難しいとされているため、適度なクッション性のある素材の使われているものを選べると良いかもしれません。

フラットソールの特徴は、走っているときに足裏全体で着地出来るというメリットがあります。
足裏全体を満遍なく使うことができるので、疲れにくく安定性のある走り方ができるとされています。セパレートと違い力の分散ができるので筋肉疲労などでよく足がつってしまうという選手には、足のスタミナ不足
を補うという点ではメリットとなります。
逆に力が分散してかかりづらくなってしまうので、反発力を使ったスピードが出しづらいという点がデメリットとしてあげられます。

アウトソールの素材で違いは出るの?

形状ごとのメリットやデメリットを紹介しましたが、アウトソールにはさらに素材や模様によっても違いがあります。

これは各メーカーが動きやすさやデザイン性向上のために日夜凌ぎを削っている分野で、日々改良されていますので買うときにお店の人と相談してみるのも楽しいかもしれません。

代表的なところでいくとラバー素材やゴム素材ですが、各社で天然ゴムと合成ゴムの比率を変えていたりします。
例えば、NIKEでは通常のラバーソール(ソリッドソール)の他にもXDR(X-tra Durable Rubber)という硬い素材や半透明に加工のできるトランスルーセント、ガムラバーソールなどがあります。
それぞれの素材で硬さも性能も違ってきます。硬い素材であれば力を伝えやすくはなりますが、自分の脚力に見合わないものであれば蹴り込みができず違和感や滑りやすいという感覚があるかもしれません。

足底のデザインで違いは出る?

さらにアウトソールには様々な模様がついています。
これにもたくさんの趣向がされており、動きやすさを追求しています。

例えば、親指の付け根(母子球)の部分が円形状になっているものは全方向にグリップが効くように設計されていますし、掘られたラインの方向で推進力を出しやすいような設計になっています。
その他にも力を入れやすい、止まりやすい、方向転換しやすいといった動作のアシスト機能を目指して各社設計していますのでぜひチェックしてみてください。

バッシュの作りってどうなってるの?

さぁさらなるチェックポイントを紹介する前に、バッシュの作りがどうなっているのかを見ておきましょう。
各パーツの名前を全部覚えておく必要は全くありませんが、どういう作りになっているかがわかっているとバッシュ選びの際のポイントも分かりやすくなりますのでチェックしてみましょう。

シューレス・・・靴紐のこと。
シューホール・・・靴紐を通す穴です。穴だけではなく、筒状のストラップがシューホールの役割を果たしているものもあります。タンの部分にシューレスを通してずれにくくする設計のものもあります。
タン・・・足の甲の部分にある泥よけです。英語で「舌」を意味するTONGUEからベロやシューホールタンとも呼ばれます。
ヒール・・・かかと部分のこと。かかと部分の硬い素材を入れていう部分をヒールカップと言います。
トゥ・・・つまさき部分のこと。
アッパー・・・靴の甲部分のこと。最近は皮だけではなく様々な素材が使われています。
ミッドソール・・・アッパーとアウトソールに挟まれた層のこと。靴底上のクッション部分です。
アウトソール・・・地面に接地する靴裏部分のこと。
インソール・・・靴の中敷きのこと。カップインソールとも言います。

チェックポイント アッパー部分を確かめる

アッパー部分を確かめるというのは、簡単に言えばバッシュのフィット感を確認するということです。
アッパーの部分は足の甲の部分に直接接触しますので、この部分がきつすぎれば動きが制御されすぎて痛みの原因になることがありますし、逆に必要以上に隙間が開きすぎたりしているとシューズの中で足が滑ってしまい余計な力を使ったり力が伝わりづらかったりという問題が生じます。

一昔前のバッシュは革製のものが主流でしたが、現在では天然皮革・人工皮革・ナイロンなどの合成素材など様々な素材が使われています。
革製のものは使い込んでいくことで柔らかさが出てくるものでしたが、現在では改良が進み購入段階でもしっかり足にフィットするような柔らかさになっているものが多いようです。

また中足部から後足部にかけても工夫がなされています。

足の甲の部分にもやや硬めの素材を使うことでフィット感を出したり、伸縮性のあるワイヤーなどを通して動きの補助をするタイプのシューズもあります。
この部分にメーカーロゴが配置されていることが多いですが、素材が違うことが多いのでバッシュをチェックしてみてください。

アッパー付近の注意点

注意をしなくてはいけないのは、デザイン性を高めるためにバスケットボール用とタウンシューズ用の両用として作られているものや、一部のプレイヤー(足首の太い大柄な選手向け、クイックネスのある選手向けなど)ががあることです。
例えばデザイン性を高めようとして作られているシューズの中には一部硬い素材が使われていたり、その素材が本来曲がらなくてはいけない部分につけられていることで動きを詐害してしまう可能性があるということです。
前回の投稿でも紹介しましたが、シューズが適切に屈曲するのは非常に大切なポイントになりますので、このアッパーの部分でも確かめてみてください。

また一部のプレイヤー向けというところでは、くるぶし付近の素材も痛みの原因になっている場合があります。
各社が販売しているシグネチャーモデルと呼ばれるNBA選手をモデルに開発されているものの中には、足首が太い大型選手をイメージして作られ、そういった選手が使う場合には問題は出ませんが足首の細いジュニア期の選手が履くと本来当たらないパーツが当たってしまい痛みが出ることがあります。

これらの部分も実際に履いてみないと分かりづらい部分なので注意しましょう。

ヒール部分での安定感

さらにシューズの一番後ろの部分ヒールにも工夫がされています。

この部分にはヒールカップという硬めの素材を使ったつくりになっています。
カップという名の通りかかとを包み込むような形状になっているわけですが、ここの部分もシューズとのフィット感を出す上では非常に大切なパーツになります。

バッシュの種類にもよりますが、かかと部分にプラスティック素材を入れ込んでいるものもあれば、デザインも含めて外付けされているものもあります。

硬さのある部分なのでバッシュによっては合う合わないが出てきます。
取り付けられている位置が高すぎるとアキレス腱周りの痛みも出てきてしまうのでこちらも一度フィッティングしてから選んだ方が良いでしょう。
またシューズによってはこういったサポート部品の入っていないものもありますので、バスケットボールのように前後左右に動くスポーツの場合には重要なものですのでフィッティングの時に確かめておきましょう。

アッパー素材のポイント

フィット感を出すために重要なアッパー部分ですがそれ以外にも工夫点があります。

例えば通気性。
先ほど色々な種類の素材が使われているということを書きましたが、加工のしやすいナイロン素材などでメッシュ状になっているものもありシューズ内の蒸れをかなり押さえてくれます。
また革製のものでも通気口が加工されていたり、メッシュとの組み合わせでフィット感と通気性の両方を達成しているシューズもあります。
バスケット用のソックスはかなり厚めに作られていることもあり蒸れやすいシューズはかなり不快です。
夏場などに長時間練習したり、汗をかきやすい人は通気性もチェック材料に入れておきましょう。

ミッドソールのポイント

ミッドソールは、アッパーとアウトソールとの間にある分厚いクッション材です。
ミッドソールはスポーツシューズの大きな特徴の一つで、激しい運動をする際に足を守る衝撃吸収の力と、シュートやリバウンドのためのジャンプ・ディフェンスやダッシュなどの走力をサポートするための反発力を持っています。

素材としては各メーカーで様々なものが出ていますが、アシックスのGEL(ゲル)、NIKEのZOOM AIR(空気の入ったパックがクッション材として使われています。)、MAX AIR(ミッドソール部分にたくさんのエアを入れる層がある)などが有名どころでしょうか。


この部分は個人個人の求めているものによって選び方が変わってきますが、衝撃吸収を求めれば柔らかいものを、反発力を求めるのであればやや硬めのものになります。シューズに何を求めるかによって選ぶものが変わってきますので、自分自身でバランスの良いものを選びましょう。

シューレース(靴ひも)も大切

市販のシューズにはもともとそのバッシュにあったシューレース(靴ひも)がついています。
ですが、シューレースにも種類があり使用感やほどけやすさが変わってきます。
特に練習中や試合中によくほどけてしまうという人は、シューレースを別の種類に変えてみるのも良いかもしれません。

シューレースは一般的に、
・太ひも
・細ひも
・丸ひも(オーバル)
の3種類があります。

太ひも・細ひもは同じくフラットタイプという靴ひもになりますが、ひもの太さが違います。
一般的に太さは摩擦面が大きくなるので解けにくさに影響しますし、細さは強く結べるかどうかに影響します。
つまり、太ひもは解けにくい反面強く結びづらいシューレース、細ひもは強く結びやすい反面解けやすいということになります。

オーバルタイプと呼ばれる丸ひもにも丸型と楕円型と種類があります。
丸みを帯びた構造になっていることで柔軟性が出ていますので強く結ぶことができます。
その反面、丸みを帯びていることで摩擦が起きにくく解けやすいという特徴があります。

穴の大きさや強く結べるかの好みもあるかと思いますので、標準のものから変更したいときにはお店で試させてもらうの良いかもしれません。

また、靴ひもを結ぶのが苦手という方には、キャタピランやクールノットというシューレースに丸い凸凹のついた結ばずに穴に通すだけのシューレースもあります。
まだ、ひもをうまく結べないキッズには良いかもしれませんし、弾力のある素材を使っていることで伸縮性もあるので意図的に使っているプレイヤーもいるようです。ただ、伸縮性が大きいということは強度の高い動きに耐えられず脱げてしまう可能性もあるのでご自身の脚力とも相談してみた方が良いかもしれません。

またMIZUNOが販売しているゼログライドシューレースのようにシューレース表面に特殊樹脂加工を施すことでグリップ性が増し解けにくくしているものもあるようです。

フィット感と解けにくさはバッシュを使用する上では実用性を見る上で非常に重要な部分になりますので、シューレースもご自身の使いやすいものを選んでみるのも良いかもしれません。

結び方で感じ方も変わる

そんなシューレースですが結び方にも種類があります。
SNSを見てみるとオシャレな結び方がたくさん載っていますが、先に述べたように基本的にはフィット感が上がるものを選んで欲しいと思います。

代表的なものとして、アンダーラップとオーバーラップという結び方があります。
アンダーラップはひも穴の下から上へ通す方法、オーバーラップはひも穴の上から下へ通す方法です。

ほとんどのバッシュはアンダーラップで売られていることがほとんどですが、これはアンダーラップが圧迫感の少ない結び方だからです。
バスケットは強度の高いプレーを長時間行いますので、あまり強く締まりすぎてしまうと圧迫感を強く感じすぎてしまったり負担になってしまう可能性があります。
そのため適度に馴染み、圧迫感の少ないアンダーラップが採用されていることが多いわけです。

オーバーラップは逆に締まりが強く、固定しやすい結び方になります。
長時間の競技には向かないとされていますが、フィット感という意味ではきつ目が良いというプレイヤーの皆さんは試してみても良いかもしれません。
またキッズプレイヤーの皆さんでかかとや甲の部分が細く安定感が出ないという場合には結び方の工夫として知っておけると良いかと思います。

実際にフィッティングをしてみる

では、実際にお店で靴をフィッティングするときのポイントを見ていきましょう。
まずはサイズです。
シューズのサイズは先の記事でも述べたようにパフォーマンスを発揮する上で、そして怪我の予防という観点でもとても重要な要素となります。

足長と呼ばれる足の長さで選ばれる方が多いですが、足の幅や甲の高さも非常に重要になります。
できる限りしっかり測ってからサイズを選べるようにしましょう。

足長で見るとシューズの適正なサイズは、足長の実寸にプラス1cm程度とされています。
分かりづらい場合には中敷きを取り出して、かかと部分を合わせた上でつま先から中敷きの先端までの長さで見ることがきます。

かかとのフィット感を確認する

次にかかとです。
かかとの部分は足首から直接シューズにつながっている部分のため、シューズとの一体感を出す上でとても重要なポイントとなります。
また運動としてよく動かす部位になるためフィットしていないと痛みや窮屈さを感じることもあるかもしれません。
チェックをする際につま先に意識が向きがちですが、つま先がフィットしていてもかかとの部分が不安定だとシューズの中で結局ずれてしまいます。
まずはシューズを入ったら爪先を上にあげて、かかと部分を床に軽くコンコンと打ち付けてしっかりハマるかどうかを確認してみましょう。

バスケットボール用のソックスで試着する

シューズのだいたいのサイズが確認できたら全体的な確認をしてみます。
大切なのは実際にプレーする際の履き心地なので、バスケット用のソックスを履いて試すようにしてください。
バスケットボール用のソックスは比較的厚めに作られていることが多いですが、厚さにも違いがありますし好みもあります。また足袋のように指が離れているタイプのものもあります。
自分が普段履いているソックスを持参するようにしましょう。

シューレースを一番上まで通す

またシューレースはフィット感を左右する重要なポイントとなります。
シューズは一番上の穴までシューレースを通す前提で設計されていますので、シューズ本来の力を発揮するという意味でも非常に重要なポイントです。

またシューレースの下についているベロの部分に紐通しがついていることが多いと思います。
ベロの部分は不安定な作りになっており、中でずれてしまったり、シューレースが絡んでしまったりと不快感の原因になることが多々あります。
中通しがついている場合には、通すのを忘れないようにしましょう。

また結び方として、脱げないように上の方だけぎゅうぎゅうに締めるという人がいます。
基本的には足は先端に向けて動きが出るように神経や骨があります。
こういった骨格構造に従って、前足部はきつすぎない程度に、後足部はしっかりと締めるというのがポイントになります。

実際に動いてみる

それでは実際にシューズを履き、シューレースをしっかり結んだ状態で動いてみましょう。

ポイントとしては、痛みや窮屈さといった違和感を感じないかどうかです。
ただ歩くだけではなく、つま先立ちになってみたり、斜めに動いたり様々な方向に動かしてみましょう。

その際に、かかと部分がシューズ内で遊んでいないか、履き口やアキレス腱の部分が合わずに痛みが出ていないかなどを確認します。
実際にジャンプや走るなどの動きが入ると、アーチ部分がつぶれて足幅が広がります。
動かない状態では問題がなくても実際に動きを入れてみると足幅の部分で窮屈さを感じるということもあります。

シューズが適切な位置で適切な力加減で曲がるのが大切ということを前回の記事で書きましたが、ここの部分もしっかりと確認が必要です。

試し履きの際は店員さんに許可をもらってしっかりと動いて確認をしてみましょう。

できるならば実際にお店で

シューズを買うこと自体はネットショップなど非常に便利な時代になりました。
ただ同じサイズ表記でも、メーカーやシリーズだけでなく、使われている素材や硬さによって感触は全く違います。
また成長期の皆さんは自分が思っているよりも体の変化が大きい時期です。
できることなら一度お店で試し履きをしてから購入するのが良いと思います。

ということで、今回のシリーズではシューズ選びやフィッティングのポイントを紹介していきました。
皆さんのグッドプレーのための参考にしてみてください!

Sufu編集部

Sufu有料会員から集めたスポーツ用品に関するオリジナルのアンケート結果やインタビュー、レポート記事をご紹介します。

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