パスキャッチ、スピードを上げたい(走る・ドリブル)・その速いスピードでの判断力
要望の背景
練習時間が短時間ではあるが、小学校レベルで考えると技術も大切だが、コーディネーションが大切だとここ数年取り組み始めている。メニューが少しマンネリ化してきたため。
Sufu認定指導者の回答
「基本プレーの反復練習が欠かせない」とよく言われます。確かにそのとおりなのですが、反復練習には落とし穴があることをご存知でしょうか。同じ練習を繰り返すとどうなるかというと、いつも同じ運動回路に、同じ信号ばかりが送られ、それだけが強くなるということ。その動き自体は出やすくなるかもしれませんが、他の運動回路に信号が渡りにくくなる。つまり、他の動きやプレーが出にくくなる恐れがあるのです。
そこでコーディネーショントレーニングを通じて、いろいろな刺激を加えながら運動の可能性を広げていくことが大事なのです。つまり、出来るようになったトレーニングを1年間ずっと繰り返しても、運動能力の向上にはつながりにくいということ。選手の成長段階に応じて刺激を入れ替え、メニューをどんどん変化させてこそコーディネーショントレーニングの効果が発揮されます。
なかには「コーディネーショントレーニングに割けるだけの練習時間を確保できない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、コーディネーショントレーニングを長時間行う必要はありません。ほんの数分でも構いませんし、毎日行わなくても週に1、2回テストのようなイメージで取り入れるだけでも、選手の成長に関わる大切な刺激になると期待できます。
そして今までの基本練習を削ってコーディネーショントレーニングに切り換えるのではなく、「統合」の方法もおすすめです。すなわち既存の基本練習にコーディネーションの刺激を加えるという練習方法です。そうすることで『スキルを反復練習しながら、刺激は毎回変わっている』という練習スタイルを確立することができます。
オフェンスはパーの瞬間を逃さずパスを通していきましょう。
グー、グー、パーなど、色々なリズムで練習すると良いでしょう。
オフェンスはいきなり出来たチャンスに瞬時に反応し、パスをしましょう。
・脚の開くリズムを掴んでチャンスを予測する
出されたパスに素早く反応する
・パスを出さないときにしっかりストップする
・次の行動に素早く移行できるような状態でキャッチする
・レベル2:フロントチェンジして取る
・レベル3:Wフロントチェンジして取る
・速やかにドリブルの基本姿勢をとる
②ダブルフロントチェンジ(フロントチェンジ2回)
③フロントチェンジ→ロールターン
の3つをクリアしてサイドラインをタッチし、すぐ折り返す
④ダブルレッグスルー(レッグスルー2回)
⑤フロントチェンジ→レッグスルー→バックチェンジ
⑥フロントチェンジ→レッグスルー→ダブルバックチェンジ(バックチェンジ2回)
の計6種類をクリアし、スタートした側のサイドラインタッチでゴールです。
初級:18秒
中級:15秒
上級:12秒
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ