ゼロから始める5アウトオフェンス④
【エルトラックが教える】バスケットボールに活用できるおすすめアプリ
この記事の目次
自主練おすすめアプリ「Home Court」
Home Courtはバスケットボールのトレーニングアプリです。
※iOSのみ(URL:https://apps.apple.com/jp/app/homecourt-basketball-training/id1258520424)
スマートフォンなどのデバイスのカメラ機能を使用し、自分の動きを見て確認しながらシュートやドリブル、身体的トレーニングに取り組むことができます。
トレーニングの中にはただ自分の動きを見ながら練習するだけでなく、ゲーム感覚でトレーニングできるものやトレーニング結果を他者と共有することで競争形式で取り組めるものがあったり、トレーニングに取り組みやすい工夫が多く、飽きず楽しくトレーニングに取り組むことができます。
アプリ自体は無料でダウンロードし使用することができますが、有料会員となるとより多くのトレーニングやサービスを体験することができます。
このHome Courtアプリではトレーニングの項目がいくつかに分かれており、今回はこのアプリで体験することができるトレーニングについて代表的なものをご紹介します。
「Home Court」シューティングトレーニング
シューティングの機能の使い方はとてもシンプルで、スリーポイントラインが全てカメラの画角に収まる位置にデバイスを設置して撮影します。
シュート打つたびに、自動的にAIがシュートを分析し、シュートのアーチや打ったシュートの本数、入ったシュートの本数を計測します。
入ったシュートのアーチはオレンジで、外れたシュートのアーチは青色で表示されるので自分のベストのアーチを視覚的に分かりやすく確認することができます。
シュートのアーチを確認することができることによって、自分のシュートの再現性を高めていくことができると思いますので、アーチの可視化という点でも使ってみてはいかがでしょうか?
また、アーチ以外にもシュートのリリース時間を確認することもできます。
1本1本のリリース時間や平均のリリース時間を確認できますのでキャッチアンドショットのリリースを早くしたい選手などすぐ活用できるのではないかと思います。
シュートのリリース時間に関しては、NBA選手の平均が約0.5秒〜0.6秒ほどです。
GSWのカリー選手はシュートリリース時間は約0.4秒と言われています!
自分のリリース時間と比較してNBA選手のシュートリリースを意識するのも面白いのではないでしょうか。
自分のシュートのアーチや、リリース時間を参考にした上で入ったシュートはどのようなシュートかな、外れたシュートはどのようなシュートかと考えることで自分の課題に気づくきっかけになるかもしれません。
例えば、クイックリリースになるとシュートがぶれてしまう、左右に曲がってしまうということが分かればそれを解決する方法を考えることに繋がります。
自分で気づいたこと、覚えたことはきっと忘れないと思いますので、自分のシュートの課題は何か、それを解決する方法は何かを見つけることでより良いシュートを習得できると思います。
撮影したシュート映像は後で確認することができます。
入ったシュートや1本ずつなどハイライトが作成され確認できますので、日々の自分のシュートフォームを確認するという点でも使いやすい機能が揃っています。
※計測に関してはもちろん目安として参考にしていただければと思います。
「Home Court」シューティングトレーニング
ボールハンドリングトレーニングでは、時間や回数で区切ってその場で強くドリブルを作るトレーニングや、ドリブルとは反対の手でターゲットをタッチするもの、ボールでターゲットにタッチするものなどトレーニングとゲーム的な要素を含めたものがあります。
また画面上にコーンが出てきて行うコーンドリブルなどもあり道具がなくてもスペースとボールとデバイスがあればいつでもどこでもドリブルトレーニングをすることができます!
また、連続ドリブルチェンジや、チェンジの高さを意識したもの、ツーボールドリブルドリルなど練習ドリルが豊富にありますので個人でのハンドリング練習に活用できるものばかりです。
デバイスの画面を見てドリブルをするトレーニングもたくさんあるため、ボールを見てドリブルをしてしまうことが多い選手や、ドリブルの幅を出したい選手、ドリブルハンドリングを高めたい選手はボールを見ずにドリブルをする習慣作りにもなるかと思います。
「Home Court」アジリティトレーニング
アジリティトレーニングでは、手を早く動かすようなリアクションドリルや足を早く動かすことで敏捷性を高めることできその中で反応する素早さを求めるリアクションドリル、心肺機能と高めていくようなスタミナドリルなどを行うことができます。
アジリティトレーニングや心肺機能を高めていくトレーニングはいざやるとなかなか大変で継続して行うことは相当な意志の力が必要なのではないのでしょうか。
アジリティトレーニングではゲーム的な要素を含めたトレーニングが豊富に用意されているため、楽しさもありながら身体能力を高めていくことも可能です。
ジャンプのトレーニングでも画面上に出てくるコーンやラダー飛ぶものや、ジャンプとプッシュアップなど複数のトレーニングを絡めたものなどで制限時間の中で得点を何点取ることできるかというゲーム感覚で行えるものが多くありますのでぜひ仲間同士で競ってみてはいかがでしょうか?
「Home Court」コンディショニング
コンディショニングでは運動のパフォーマンスを高めていくためのトレーニングを行うことができます。
自分の姿が画面上に出るので、トレーニング中なかなか見ることができない自分の姿勢の部分も確認することができます。
トレーニングの内容としてはその場で行う有酸素運動や、プッシュアップやスクワット、腹筋などの代表的なトレーニングを行う項目があります。
こちらではゲーム感覚で行うものというよりは、時間と回数を計測するようなものとなっており自重でトレーニングをする際や、運動前のウォーミングアップに使用してみると良いと思います。
まとめ
今回は、バスケットボールの自主練習に活用できるアプリとして「Home Court」をご紹介しました。
トレーニングの内容はもちろん無料アカウントでも充実していますし、何より自分の動きを確認することができるという点がこのアプリの素晴らしいところだと思います。
自分の動きを見る機会は自分で作らないと見る場面はなかなかないと思います。
自分が理想とする選手のシュートフォームや動きを真似してそれに近づけたり、自分が思った通りの動きができているか確認するという点でも活用できると思います。
ぜひ活用してみてください!
ERUTLUC(エルトラック)
株式会社ERUTLUC
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2019年6月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ