【Sufu会員が教える】ジュニア・キッズにオススメのバスケットシューズ(バッシュ)

【Sufu会員が教える】ジュニア・キッズにオススメのバスケットシューズ(バッシュ)

Sufu編集部

この記事では、Sufu会員から集めたアンケート結果を元に「ジュニア・キッズにオススメのバスケットシューズ(バッシュ)」を紹介します。

Sufu会員に向けた独自のアンケート結果を元にオススメのメーカーや商品、オススメの理由を詳しく説明することでバスケの用品・用具・グッズ選びをサポートします。

ジュニア・キッズ・小学生・ミニバスのバスケットシューズ(バッシュ)選びにおいて、この記事を読んで参考にしてみてください。

この記事の目次

Sufu会員がおすすめするバスケの用品・用具・グッズ

フィット感と足の幅サイズに優れたアシックス(ASICS)

Sufu有料会員クラブチーム 指導者(小学生)

日本人に合ってるバッシュだと思います。
それと、アシックスはワイドタイプも出て子供達には進めてます。
それと、アシックスバッシュは軽量サイズもかなり多くなってきてる印象が強いです。
ちなみに大人にも合いますよ。
デザインも大事ですが一番は足にしっかり合う物を選ぶのが大事ですね。
今はわりかしデザインで選んでる人が多いと印象的には思いますがそうではなく合う物を選ぶ事が大事ですね。

参考にまでですが、ミニバスをしてる子はアシックスをお勧めします。
ミニバスはバスケの入り口とも言われてます。
怪我をしにくいバッシュ選びをお勧めします。

サイズも参考までですが、サイズも小さいサイズからありますのでお勧めです。

履いた時に足が窮屈でないかつ長時間履いても疲れないアシックス(ASICS)

Sufu有料会員部活動 指導者(中学生)

足型が横広で甲高に設計されていて日本人の足型に合わせてあり、靴の中で足が窮屈な思いをしないところ。
それとソールのグリップがしっかりしておりいろいろなプレースタイルに対してもしっかり身体を支えてくれる安心感がある。
また、本革や合成皮で作られている事が多く履けば履くほどに足の形にマッチしてきてどんどん使いやすいシューズへと変化していく。
また、最近では一つのモデルに対して形が多様になってきて同じシューズでもスリムやワイド、ローカットやミドルカット、ハイカットとポジションやその人の足の形に応じた形を選べることも魅力である。
また、デザインもカッコよくなってきたりカラーバリエーションも豊富になってきたのでシューズで個性を出す事ができるようになってきたのも魅力的である。

動きやすさ、値段に優れたMB 8 TBF139-100 2019SS(アシックス)

Sufu有料会員保護者

三つ理由があります。
第一に子供の成長です。
日本人の足幅にあった靴底は日本メーカーが一番考えていると思いアシックスにしました。
足が大きくなって足が痛んだり変形してはバスケどころではありません。
うちの場合はすぐにサイズアウトしてしまいましたが、前後の窮屈さはあったものの幅で足が痛いという事はありませんでした。

第二に重さを含めた動きやすさです。
一足目でしたが、軽くグリップが効くことが実感できたようでした。
これまでのシューズと比較して分かったのですが硬さや形にクセがないので、まずはこのシューズをたたき台にして、年齢が上がるにつれ好みのシューズを探すのもいいかと思います。

最後は値段です。
子供の成長は早いので早期買い替え必至なのは理解していますが、親が参ってしまわないようになるべく安くて良いものを選ぶようにしています。このシューズは値段とパフォーマンスのバランスが良いです。

履き心地に優れたアシックス(ASICS)

Sufu有料会員クラブチーム 指導者(小学生)

そもそも他の靴にはない、足の形としてワイド、スリムなどでバリエーションがあることで、足へのフィット感を調整できるのが最大の選択理由です。
私自身もバスケットボールをしている娘たちも、靴選びでは大変悩みましたが、娘たちはミニバスからランバード、コンバース、アンダーアーマー、ナイキなど色々履き心地を試した上で、最終的にアシックスを選択し、その後10年以上たつ現在高校まで使用しています。
値段もある程度安定しており、1万円から1万2000円位。靴自体も派手でないデザインが多くラインナップしており、厳しい環境である強豪高校バスケでも先輩と同じデザインで、履き続けることができており、今後も同じアシックスの製品を使用していく予定です。

グリップ力、カラーに優れたアシックス(ASICS)

Sufu有料会員クラブチーム 指導者(小学生)

自分自身が履いてみて、1番足に合っていると思う。
1番はグリップ力が、他のメーカのバッシュよりも1番よかった。
また、他のメーカーのバッシュを履いた際に毎回何かしらの怪我をしてしまったことから日本人の足にはアシックスが合っていると思った。
昔よりもデザインが多種多様になりダサいイメージからカッコいいイメージにかわっている。
耐久性も他のメーカよりはだいぶしっかりしていると思う。
他のメーカを履いた際に2週間で壊れてしまった経験がある。
アシックスのバッシュは最低でも半年は丈夫にもつし、良い時はガッツリ練習していても一年ぐらいは持つ時もあった。
よく履くシリーズとしては、ゲルバーストシリーズになります。
今はいろいろなシリーズが出てきているので試し履きしてから選ぶようにしている。

フィット感と軽さに優れたアシックス(ASICS)

Sufu有料会員クラブチーム 指導者(小学生)

子ども達の足のかたちはさまざまですが、アシックスのシューズであれば、多様に適してると思います。
形状に合わせたワイドなど足のかたちに合わせた物を選ぶ事が出来ると思います。他のメーカーとも比較しても軽さやフィット感は変わらない感じです。
軽さにしても、重さを感じさせないものもあります。
その年代の流行のかたちなどを取り入れて、子ども達の好む形状や配色などもあり選ぶ楽しみもあるかと思います。
プレイヤーの動きに合わせたものを選ぶ事も出来る事も優れていると思います。
現代はオールラウンドにこなすプレイヤーが多い中、軽さやクッション性・グリップ感などそれに合わせたものもあり、プレイヤーのプレイをサポート出来ているかと思います。

【エルトラックが教える】バスケットシューズ(バッシュ)の選び方

ジュニア期の身体の特徴を考慮しながら選びたい

大人と違いジュニア期の子どもたちの身体は刻々と変化をしていきます。
特に小学生の時期には、成長期前の子どもの身体、成長期の身体、成長期後の身体と個人によって様々な変化が起きている時期です。
それぞれの時期の身体の特徴をしっかり理解していると、バッシュの選び方もわかってくると思いますので確認しておきましょう。

子ども足の特徴①やわらかさ

子どもの足の特徴1つ目は「やわらかさ」です。

成長期前の子どもはまだ身体を形成している段階です。

これは足にも同じことが言えるわけですが、形成段階ということは合わないバッシュを履いたことによる影響がその後の成長にも関係してくるということです。
足に合わないシューズを選んでしまうと本来であれば自由に動いているはずの部位が動かないといったことが考えられますが、ただ足と言っても足首、甲、足底、指など自由に動くことによって力を発揮する部位がたくさんあります。
一箇所が動かなくなるとその部位に加えて、連動する膝や腰、さらには内臓などにも影響するという研究結果もあるほどです。
またジュニア期の足形の特徴としてかかとが細いことが多いとされています。シューズのフィッティングがうまくいかないとかかとが動いてしまいこちらも怪我や障害のリスクが上がってしまいます。

子ども足の特徴②個人差が大きい

これは当然といえば当然ですが、それぞれの骨格、成長時期、育ってきた環境によって足の形状は変わっています。
骨格という面では足のタイプは3タイプとも5タイプとも言われます。代表的なもので言えば、親指(第一趾)が最も長いエジプト型、人差し指(第二趾)が最も長いギリシャ型、親指・人差し指・中指の長さが同じタイプのスクエア型などがあります。日本人に一番多いのはエジプト型で約70%ほどとされています。一番少ないとされるスクエア型は約10%ほどとされていますが、それでも1チームの中に数人はいることになりますから、決して珍しいというわけではなさそうです。
もう一つ個人差が大きいのが足底のアーチです。いわゆる土踏まずの部位などが代表的です。この部位は床からの衝撃を吸収して関節の負担を軽減したり、バネのような働きでジャンプや蹴り出しの際に大きな力を発揮します。このアーチの部分も、正常足という標準的な高さの人もいれば、土踏まずが上の方向に急なカーブとなっているハイアーチタイプ、いわゆる扁平足と呼ばれるアーチが非常に低いタイプに分かれます。特に扁平足の選手は、症状が出ることはあまり多くはありませんがアーチ機能が働きづらいため足裏の痛みが出る場合があります。
また、アーチ機能は土踏まずの部分だけでなく、足の外側の部分や各指の付け根の部分にまたがる横アーチもあります。単純にアーチといってもたくさんのポイントがありますので痛みが出た場合にはどの部分が原因になっているかをしっかりと確認して対応しましょう。
さらにアーチは成長とともに変化していきます。生まれたての赤ちゃんにはアーチはほとんどありませんが、活動が活発になるにつれてアーチの発達が促され、小学生に上がる頃には大人のアーチに近い形になります。その後のスポーツの頻度や強度によっても変化していくとされています。

子ども足の特徴③成長が早い

子どもの足長(かかとから一番長い指先までの長さ)は1年間で、2才までは2cm、2~12才は1cm成長すると言われています。当然と言えば当然ですが、足の大きさは日々変化しており余裕を持って購入したと思っていたシューズも半年後には、「なんだか小さい?」と思うことが起こってきます。
お店で店員さんに試着をお願いすると、「靴を買うときは、両足履いてくださいね。」と言われることがあると思います。
これは実際に足のサイズを図ったことがある方は驚かれたこともあるかと思いますが、足は左右でサイズが違うことが多いからです。
個人差とも関係してきますが、サイズと一言で言っても足の長さ(足長)だけでなく、足幅、足囲、かかと幅、甲高などたくさんのポイントがあります。
お店によっては足のサイズをデジタルで図ってくれる機械を置いているところもありますし、写真を撮影すれば自動で足のサイズを図ってくれるアプリもあったりします。(例えば「ZOZOMAT https://zozo.jp/zozomat/」など)毎回バッシュを購入するたびに細かく全てをチェックする必要はないと思いますが、成長の速さや身体の特徴を把握するという意味では一度は使ってみても良いかと思います。

合わない靴を選ぶとどうなるの?

バスケットの動きというのは非常に複雑です。
シュートやリバウンドなどのジャンプ動作(上下運動)、スプリントやバックランなどの前後動作、ディフェンスステップなどの左右動作など様々な動きがあります。さらにはこれらが連続したり、同時に怒ったりするわけですから地面に直接触れている足元には大きな負担がかかります。

ジュニア期の選手の足の特徴を紹介していきましたが、実際に合わないシューズを選ぶとどんなリスクがあるのかも把握しておきましょう。足の成長の特徴とリスクがわかっていると、バッシュを選ぶ際のポイントが分かりやすくなります。
これが原因の全てではありませんが、現在悩まされているものがあるとしたら足元に原因があるかもしれません。

・靴擦れ
靴擦れの原因は靴と肌があたる部分との摩擦です。ひどいと水ぶくれになり、雑菌が入り膿んでしまうことがあります。最近ではデザイン性の高いシューズもありますが、硬い素材がくるぶしやアキレス腱の部分に当たってしまうことによって起こります。

・外反母趾
足の母指の先が人差し指のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。
幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。特にジュニア期の選手は骨が柔らかい時期なので特に注意が必要です。
ジュニア期に起こるものは母指が人差し指より長かったり、生まれつき扁平足ぎみであったりすると外反母趾になりやすい特徴があるようです。

・巻き爪・陥入爪
巻き爪は爪の端が内側に巻き込んだ変形のこと、陥入爪は爪の先端が周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態のことです。
こちらも爪先部分が細すぎるシューズを選んでしまうと足が締め付けられて発生する場合があります。

その他にもジュニア期のバスケットボール選手で特に多いとされるのが以下のような症状です。いずれもシューズがフィットしないことで、靴の中で足が滑ってしまい動きがおかしくなる・キツくて余計な力が入ってしまうことなどが原因の場合がある症状です。成長期に起こりやすい症状でもあるので、正しくフィットしたシューズや中敷き(インソール)をうまく選べると痛みの軽減を助けてくれたりもします。
・シーバー病
かかとにある成長軟骨が、アキレス腱や足底筋膜によって引っ張られ、骨の周りにある薄い膜(骨膜)が炎症を起こしす症状です。
・オスグット
太腿の筋肉の柔軟性の低下で膝の部分に負担がかかって発症します。
足に余計な負担がかかっていると症状を悪化させる原因になります。
・シンスプリント
ランニングや着地の際に間違った体の使い方によって筋肉に過度なストレスが加わり、脛骨と呼ばれるすねの骨の内側に痛みが出ます。

その他にも腰痛や足がつりやすいといった症状も、シューズがあっていないことで起こりうる症状です。

チェックポイント バッシュが正しい位置で曲がるか

1つ目のポイントはバッシュが正しい位置で曲がるかどうかです。

バスケットボールに限らずズポーツはかなり負荷の高い運動を行います。その際に動きに制限のかからない方向にしっかりと足を曲げられるかどうかは非常に大切なポイントになります。
特に注意して確かめたいのはソールと呼ばれる地面に接地する靴裏の部分です。
このソールの部分は各メーカーやバッシュのシリーズによって様々な特徴を持ったものが販売されています。
例えば、模様がデザインされているものや、土踏まずの部分に硬いプラスチックのような素材が使われているものなどは皆さんも目にしたことがあるかもしれません。

それぞれデザイン性や機能性を追求して作られているわけですが、確認したいのは曲がる位置と硬さです。
場所としては足底の指の付け根のあたりがしっかり曲がるかどうかをチェックしてみてください。
足指の部分がしっかり曲がると言うことは、足全体の機能を正しく使う上で非常な役割を果たします。
足は様々な筋肉が伸び縮みすることによって力を発揮しますが、この指の付け根部分がしっかりと運動することで足裏や横足のアーチを適切に使うことができます。

ソール部分が硬すぎると自分自身の脚力で曲げることができず、本来持っている自分のポテンシャルを発揮するのが非常に難しくなります。
場合によっては動きが制限されてしまい、別の部位への負担が大きくなるということも起こります。
子どもたちからも「足裏が痛い・・・。」という声を聞いたりしますが、履いているシューズを見てみると、デザインはすごくカッコいいんだけどソールが厚くて硬そうなものを履いている場合があります。
そんな時は自分の力でソールを曲げられるかをチェックしてみた方が良いかもしれません。

チェックをするときには、ねじれ具合もチェックしてみることも大切です。
バスケットは前に進むだけではなく横の動きや斜めの動きなど複雑なステップの多い競技です。
様々な角度に曲がるかどうかもチェックしてみてください。

柔らかければ良い?

とはいえ柔らかければ良いかと言われればそれだけではありません。
バスケットボールは硬いフローリングで行われる競技の上、ジャンプやダッシュ、切り返しなどの激しい動作がありますので、力を発揮する上ではソールにもある程度の硬さがあることが重要とされています。
そのためバスケットボールシューズは、ランニングシューズなどとは異なりソールの部分が厚くてしっかりとした作りになっているわけです。
ですから、自分の脚力で曲がりづらくなってしまうほどの硬さだとパフォーマンスが落ちてしまうし、逆に柔らかすぎても上手く力を伝えられずに同じくパフォーマンスを上げられない要因になってしまうということですね。
ですから、できれば実際にお店に行ってソールの硬さが自分に合っているかを曲げたりねじったり(迷惑にならない程度に・・・)しながら、そして試し履きをしながら選べると良いと思います。

靴底(アウトソール)の形が違う?

実際にバッシュのアウトソール(靴底の部分)を見てみると形状の違いが目につくと思います。
アウトソールは大きく分けると、セパレートソールとフラットソールという2種類があります。

見分けるのは非常に簡単で、フラット(平ら)ソールはその名の通りつま先部分からかかと部分までつながっているのが特徴で、セパレート(別々な)ソールは土踏まずの部分に凹みがあり、土踏まずを起点に前側と後ろ側でアウトソールが分かれているのが特徴です。

それぞれにメリットがありますので、ご自身のプレースタイルや体型・脚力などと照らし合わせて選んでみましょう。

セパレートソール・フラットソールのメリットとデメリット

靴の甲の部分(アッパー)やアッパーとアウトソール(靴底のソール)に挟まれた層(ミッドソール)の形状や作りにもよりますが、ソールの作りによるメリットとデメリットがあります。

セパレートソールの特徴は、スピードが出しやすい、反発力を生かしやすいというメリットがあります。
これは前後に分かれていることで、適切な位置でソールが曲がることで地面を蹴り出すのに大きなメリットがあることに加え、土踏まずの部分にバネの役割を果たす樹脂パーツなどの堅い素材が使われていることで大きな反発力を生み出してくれます。
逆に着地の衝撃を分散することが難しいとされているため、適度なクッション性のある素材の使われているものを選べると良いかもしれません。

フラットソールの特徴は、走っているときに足裏全体で着地出来るというメリットがあります。
足裏全体を満遍なく使うことができるので、疲れにくく安定性のある走り方ができるとされています。セパレートと違い力の分散ができるので筋肉疲労などでよく足がつってしまうという選手には、足のスタミナ不足
を補うという点ではメリットとなります。
逆に力が分散してかかりづらくなってしまうので、反発力を使ったスピードが出しづらいという点がデメリットとしてあげられます。

アウトソールの素材で違いは出るの?

形状ごとのメリットやデメリットを紹介しましたが、アウトソールにはさらに素材や模様によっても違いがあります。

これは各メーカーが動きやすさやデザイン性向上のために日夜凌ぎを削っている分野で、日々改良されていますので買うときにお店の人と相談してみるのも楽しいかもしれません。

代表的なところでいくとラバー素材やゴム素材ですが、各社で天然ゴムと合成ゴムの比率を変えていたりします。
例えば、NIKEでは通常のラバーソール(ソリッドソール)の他にもXDR(X-tra Durable Rubber)という硬い素材や半透明に加工のできるトランスルーセント、ガムラバーソールなどがあります。
それぞれの素材で硬さも性能も違ってきます。硬い素材であれば力を伝えやすくはなりますが、自分の脚力に見合わないものであれば蹴り込みができず違和感や滑りやすいという感覚があるかもしれません。

足底のデザインで違いは出る?

さらにアウトソールには様々な模様がついています。
これにもたくさんの趣向がされており、動きやすさを追求しています。

例えば、親指の付け根(母子球)の部分が円形状になっているものは全方向にグリップが効くように設計されていますし、掘られたラインの方向で推進力を出しやすいような設計になっています。
その他にも力を入れやすい、止まりやすい、方向転換しやすいといった動作のアシスト機能を目指して各社設計していますのでぜひチェックしてみてください。

バッシュの作りってどうなってるの?

さぁさらなるチェックポイントを紹介する前に、バッシュの作りがどうなっているのかを見ておきましょう。
各パーツの名前を全部覚えておく必要は全くありませんが、どういう作りになっているかがわかっているとバッシュ選びの際のポイントも分かりやすくなりますのでチェックしてみましょう。

シューレス・・・靴紐のこと。
シューホール・・・靴紐を通す穴です。穴だけではなく、筒状のストラップがシューホールの役割を果たしているものもあります。タンの部分にシューレスを通してずれにくくする設計のものもあります。
タン・・・足の甲の部分にある泥よけです。英語で「舌」を意味するTONGUEからベロやシューホールタンとも呼ばれます。
ヒール・・・かかと部分のこと。かかと部分の硬い素材を入れていう部分をヒールカップと言います。
トゥ・・・つまさき部分のこと。
アッパー・・・靴の甲部分のこと。最近は皮だけではなく様々な素材が使われています。
ミッドソール・・・アッパーとアウトソールに挟まれた層のこと。靴底上のクッション部分です。
アウトソール・・・地面に接地する靴裏部分のこと。
インソール・・・靴の中敷きのこと。カップインソールとも言います。

チェックポイント アッパー部分を確かめる

アッパー部分を確かめるというのは、簡単に言えばバッシュのフィット感を確認するということです。
アッパーの部分は足の甲の部分に直接接触しますので、この部分がきつすぎれば動きが制御されすぎて痛みの原因になることがありますし、逆に必要以上に隙間が開きすぎたりしているとシューズの中で足が滑ってしまい余計な力を使ったり力が伝わりづらかったりという問題が生じます。

一昔前のバッシュは革製のものが主流でしたが、現在では天然皮革・人工皮革・ナイロンなどの合成素材など様々な素材が使われています。
革製のものは使い込んでいくことで柔らかさが出てくるものでしたが、現在では改良が進み購入段階でもしっかり足にフィットするような柔らかさになっているものが多いようです。

また中足部から後足部にかけても工夫がなされています。

足の甲の部分にもやや硬めの素材を使うことでフィット感を出したり、伸縮性のあるワイヤーなどを通して動きの補助をするタイプのシューズもあります。
この部分にメーカーロゴが配置されていることが多いですが、素材が違うことが多いのでバッシュをチェックしてみてください。

アッパー付近の注意点

注意をしなくてはいけないのは、デザイン性を高めるためにバスケットボール用とタウンシューズ用の両用として作られているものや、一部のプレイヤー(足首の太い大柄な選手向け、クイックネスのある選手向けなど)ががあることです。
例えばデザイン性を高めようとして作られているシューズの中には一部硬い素材が使われていたり、その素材が本来曲がらなくてはいけない部分につけられていることで動きを詐害してしまう可能性があるということです。
前回の投稿でも紹介しましたが、シューズが適切に屈曲するのは非常に大切なポイントになりますので、このアッパーの部分でも確かめてみてください。

また一部のプレイヤー向けというところでは、くるぶし付近の素材も痛みの原因になっている場合があります。
各社が販売しているシグネチャーモデルと呼ばれるNBA選手をモデルに開発されているものの中には、足首が太い大型選手をイメージして作られ、そういった選手が使う場合には問題は出ませんが足首の細いジュニア期の選手が履くと本来当たらないパーツが当たってしまい痛みが出ることがあります。

これらの部分も実際に履いてみないと分かりづらい部分なので注意しましょう。

ヒール部分での安定感

さらにシューズの一番後ろの部分ヒールにも工夫がされています。

この部分にはヒールカップという硬めの素材を使ったつくりになっています。
カップという名の通りかかとを包み込むような形状になっているわけですが、ここの部分もシューズとのフィット感を出す上では非常に大切なパーツになります。

バッシュの種類にもよりますが、かかと部分にプラスティック素材を入れ込んでいるものもあれば、デザインも含めて外付けされているものもあります。

硬さのある部分なのでバッシュによっては合う合わないが出てきます。
取り付けられている位置が高すぎるとアキレス腱周りの痛みも出てきてしまうのでこちらも一度フィッティングしてから選んだ方が良いでしょう。
またシューズによってはこういったサポート部品の入っていないものもありますので、バスケットボールのように前後左右に動くスポーツの場合には重要なものですのでフィッティングの時に確かめておきましょう。

アッパー素材のポイント

フィット感を出すために重要なアッパー部分ですがそれ以外にも工夫点があります。

例えば通気性。
先ほど色々な種類の素材が使われているということを書きましたが、加工のしやすいナイロン素材などでメッシュ状になっているものもありシューズ内の蒸れをかなり押さえてくれます。
また革製のものでも通気口が加工されていたり、メッシュとの組み合わせでフィット感と通気性の両方を達成しているシューズもあります。
バスケット用のソックスはかなり厚めに作られていることもあり蒸れやすいシューズはかなり不快です。
夏場などに長時間練習したり、汗をかきやすい人は通気性もチェック材料に入れておきましょう。

ミッドソールのポイント

ミッドソールは、アッパーとアウトソールとの間にある分厚いクッション材です。
ミッドソールはスポーツシューズの大きな特徴の一つで、激しい運動をする際に足を守る衝撃吸収の力と、シュートやリバウンドのためのジャンプ・ディフェンスやダッシュなどの走力をサポートするための反発力を持っています。

素材としては各メーカーで様々なものが出ていますが、アシックスのGEL(ゲル)、NIKEのZOOM AIR(空気の入ったパックがクッション材として使われています。)、MAX AIR(ミッドソール部分にたくさんのエアを入れる層がある)などが有名どころでしょうか。


この部分は個人個人の求めているものによって選び方が変わってきますが、衝撃吸収を求めれば柔らかいものを、反発力を求めるのであればやや硬めのものになります。シューズに何を求めるかによって選ぶものが変わってきますので、自分自身でバランスの良いものを選びましょう。

シューレース(靴ひも)も大切

市販のシューズにはもともとそのバッシュにあったシューレース(靴ひも)がついています。
ですが、シューレースにも種類があり使用感やほどけやすさが変わってきます。
特に練習中や試合中によくほどけてしまうという人は、シューレースを別の種類に変えてみるのも良いかもしれません。

シューレースは一般的に、
・太ひも
・細ひも
・丸ひも(オーバル)
の3種類があります。

太ひも・細ひもは同じくフラットタイプという靴ひもになりますが、ひもの太さが違います。
一般的に太さは摩擦面が大きくなるので解けにくさに影響しますし、細さは強く結べるかどうかに影響します。
つまり、太ひもは解けにくい反面強く結びづらいシューレース、細ひもは強く結びやすい反面解けやすいということになります。

オーバルタイプと呼ばれる丸ひもにも丸型と楕円型と種類があります。
丸みを帯びた構造になっていることで柔軟性が出ていますので強く結ぶことができます。
その反面、丸みを帯びていることで摩擦が起きにくく解けやすいという特徴があります。

穴の大きさや強く結べるかの好みもあるかと思いますので、標準のものから変更したいときにはお店で試させてもらうの良いかもしれません。

また、靴ひもを結ぶのが苦手という方には、キャタピランやクールノットというシューレースに丸い凸凹のついた結ばずに穴に通すだけのシューレースもあります。
まだ、ひもをうまく結べないキッズには良いかもしれませんし、弾力のある素材を使っていることで伸縮性もあるので意図的に使っているプレイヤーもいるようです。ただ、伸縮性が大きいということは強度の高い動きに耐えられず脱げてしまう可能性もあるのでご自身の脚力とも相談してみた方が良いかもしれません。

またMIZUNOが販売しているゼログライドシューレースのようにシューレース表面に特殊樹脂加工を施すことでグリップ性が増し解けにくくしているものもあるようです。

フィット感と解けにくさはバッシュを使用する上では実用性を見る上で非常に重要な部分になりますので、シューレースもご自身の使いやすいものを選んでみるのも良いかもしれません。

結び方で感じ方も変わる

そんなシューレースですが結び方にも種類があります。
SNSを見てみるとオシャレな結び方がたくさん載っていますが、先に述べたように基本的にはフィット感が上がるものを選んで欲しいと思います。

代表的なものとして、アンダーラップとオーバーラップという結び方があります。
アンダーラップはひも穴の下から上へ通す方法、オーバーラップはひも穴の上から下へ通す方法です。

ほとんどのバッシュはアンダーラップで売られていることがほとんどですが、これはアンダーラップが圧迫感の少ない結び方だからです。
バスケットは強度の高いプレーを長時間行いますので、あまり強く締まりすぎてしまうと圧迫感を強く感じすぎてしまったり負担になってしまう可能性があります。
そのため適度に馴染み、圧迫感の少ないアンダーラップが採用されていることが多いわけです。

オーバーラップは逆に締まりが強く、固定しやすい結び方になります。
長時間の競技には向かないとされていますが、フィット感という意味ではきつ目が良いというプレイヤーの皆さんは試してみても良いかもしれません。
またキッズプレイヤーの皆さんでかかとや甲の部分が細く安定感が出ないという場合には結び方の工夫として知っておけると良いかと思います。

実際にフィッティングをしてみる

では、実際にお店で靴をフィッティングするときのポイントを見ていきましょう。
まずはサイズです。
シューズのサイズは先の記事でも述べたようにパフォーマンスを発揮する上で、そして怪我の予防という観点でもとても重要な要素となります。

足長と呼ばれる足の長さで選ばれる方が多いですが、足の幅や甲の高さも非常に重要になります。
できる限りしっかり測ってからサイズを選べるようにしましょう。

足長で見るとシューズの適正なサイズは、足長の実寸にプラス1cm程度とされています。
分かりづらい場合には中敷きを取り出して、かかと部分を合わせた上でつま先から中敷きの先端までの長さで見ることがきます。

かかとのフィット感を確認する

次にかかとです。
かかとの部分は足首から直接シューズにつながっている部分のため、シューズとの一体感を出す上でとても重要なポイントとなります。
また運動としてよく動かす部位になるためフィットしていないと痛みや窮屈さを感じることもあるかもしれません。
チェックをする際につま先に意識が向きがちですが、つま先がフィットしていてもかかとの部分が不安定だとシューズの中で結局ずれてしまいます。
まずはシューズを入ったら爪先を上にあげて、かかと部分を床に軽くコンコンと打ち付けてしっかりハマるかどうかを確認してみましょう。

バスケットボール用のソックスで試着する

シューズのだいたいのサイズが確認できたら全体的な確認をしてみます。
大切なのは実際にプレーする際の履き心地なので、バスケット用のソックスを履いて試すようにしてください。
バスケットボール用のソックスは比較的厚めに作られていることが多いですが、厚さにも違いがありますし好みもあります。また足袋のように指が離れているタイプのものもあります。
自分が普段履いているソックスを持参するようにしましょう。

シューレースを一番上まで通す

またシューレースはフィット感を左右する重要なポイントとなります。
シューズは一番上の穴までシューレースを通す前提で設計されていますので、シューズ本来の力を発揮するという意味でも非常に重要なポイントです。

またシューレースの下についているベロの部分に紐通しがついていることが多いと思います。
ベロの部分は不安定な作りになっており、中でずれてしまったり、シューレースが絡んでしまったりと不快感の原因になることが多々あります。
中通しがついている場合には、通すのを忘れないようにしましょう。

また結び方として、脱げないように上の方だけぎゅうぎゅうに締めるという人がいます。
基本的には足は先端に向けて動きが出るように神経や骨があります。
こういった骨格構造に従って、前足部はきつすぎない程度に、後足部はしっかりと締めるというのがポイントになります。

実際に動いてみる

それでは実際にシューズを履き、シューレースをしっかり結んだ状態で動いてみましょう。

ポイントとしては、痛みや窮屈さといった違和感を感じないかどうかです。
ただ歩くだけではなく、つま先立ちになってみたり、斜めに動いたり様々な方向に動かしてみましょう。

その際に、かかと部分がシューズ内で遊んでいないか、履き口やアキレス腱の部分が合わずに痛みが出ていないかなどを確認します。
実際にジャンプや走るなどの動きが入ると、アーチ部分がつぶれて足幅が広がります。
動かない状態では問題がなくても実際に動きを入れてみると足幅の部分で窮屈さを感じるということもあります。

シューズが適切な位置で適切な力加減で曲がるのが大切ということを前回の記事で書きましたが、ここの部分もしっかりと確認が必要です。

試し履きの際は店員さんに許可をもらってしっかりと動いて確認をしてみましょう。

できるならば実際にお店で

シューズを買うこと自体はネットショップなど非常に便利な時代になりました。
ただ同じサイズ表記でも、メーカーやシリーズだけでなく、使われている素材や硬さによって感触は全く違います。
また成長期の皆さんは自分が思っているよりも体の変化が大きい時期です。
できることなら一度お店で試し履きをしてから購入するのが良いと思います。

ということで、今回のシリーズではシューズ選びやフィッティングのポイントを紹介していきました。
皆さんのグッドプレーのための参考にしてみてください!

Sufu編集部

Sufu有料会員から集めたスポーツ用品に関するオリジナルのアンケート結果やインタビュー、レポート記事をご紹介します。

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