まだまだ努力が足りないと言われます。周りにも認めてもらえません。上手くなればいいというのはわかっています。でも上手くなるについて考えると、わからなくなります。努力するにしても、何をすればいいかわかりません。個人練習で上手くなるにはどうすればいいでしょうか。それと、実力をつける、ということについて教えてください。
要望の背景
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Sufu認定指導者の回答
【動画内説明】
今回も皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。
今回は高校生の男の子からいただきました。ありがとうございます。
「まだまだ努力が足りないと言われます。周りにも認めてもらえません。上手くなればいいというのはわかっています。でも上手くなるについて考えると、わからなくなります。努力するにしても、何をすればいいかわかりません。個人練習で上手くなるにはどうすればいいでしょうか。それと、実力をつける、ということについて教えてください。」
なかなか難しい質問ですね。
自分自身が何をやればいいかわからないということですが、自分が何をすればいいかを明確にすることは大事なポイントだと思います。
何をすればいいかわからないということが今の課題になると思います。
まずは自分自身どういった理想像を持っているのか、チームに所属しているのであれば、そのチームがどういった方向性を持っているのかを確認してみてください。
例えばこんな選手になりたいとか、チームであればドライブ中心のゲーム展開を目指していますとか色々あると思います。
その時に目標設定の手法の一つにしっかりと分解していくという方法があります。
まず自分が何をやっていいかわからないということですので、例えばシュート確率はこれぐらいがいいなとか、ドライブするためのスキルを身につけなければいけないなとか分解していくと色々と要素が出てくると思います。
ショート確率を上げたい場合、ただシュート練習をしていれば上手になるわけではなく、ポイントはどんなことがあるんだろうというのを見つけることが非常に大事になっていきます。
例えばシュート練習するのであれば、まずシュートをバランスよく打つために体幹トレーニングをしっかりやらなきゃいけないねとか、あるいはシュートタッチを良くするために指先のコントロールを上手くしなきゃいけないねというように要素出しをしていきます。
その要素も例えば今シュートタッチの話をしましたが、シュートタッチを良くするために家の中でスナップの練習を何回やりますとか、シューティングを何本やりますのような、実際に自分自身で確認のできるものに分解していくことが大事になってきます。
そうするとバスケットボールは多くの考え方やスキルがありますので、多くの要素が出てきます。
そういった時に、どれが一番自分が上達するのにインパクトがあるのかを探してみてください。
例えばインパクトが小さく効果が出にくそうなものと、出やすそうなものがあると思いますので、まずは効果が出やすそうなものを先にやってみましょう。
やっているうちに効果が出やすそうだけど、まだまだ上達には時間がかかり過ぎてしまうなというものもあると思いますので、そういったものはさらに分解して、すぐにできてすぐに効果が出そうなものを見つけられるようになってくると、優先順位が決まってくると思います。
その優先順位に沿ってやっていくことが目標設定のやり方としては一番手っ取り早いと思います。
質問の中に実力をつけるとはどういうことですかという内容もありましたが、まず自信をつけていくことが大事だと思います。
同じようなスキルを持っていた場合、自信のある・なしでチャレンジできる・できないとかが試合の中で出てきてしまったりしますので自信をつけて欲しいです。
一番簡単な方法としては、自分で決めたことを実行し続けることになります。
自分自身で目標設定して、分解して、その内容を毎日少しづつでも良いので実行していくこと。実行していくと成功・失敗が出てきます。
10回チャレンジすると9回失敗するかもしれませんが、1回成功が出てくるとその回数を増やしていけばいいだけですので、そうやって自信をつけていくと徐々にチャレンジすることが楽しくなってきて、実力も付きやすくなってくると思います。
是非ご自身の目標を決めて、どんなことを行えばいいかを見つけて、たくさんチャレンジして上達していってもらえればなと思います。
こちらは目安ですが、あまり気にせず、自分のベストを尽くしていきましょう。
初級:70秒
中級:50秒台
上級:40秒台
②ダブルフロントチェンジ(フロントチェンジ2回)
③フロントチェンジ→ロールターン
の3つをクリアしてサイドラインをタッチし、すぐ折り返す
④ダブルレッグスルー(レッグスルー2回)
⑤フロントチェンジ→レッグスルー→バックチェンジ
⑥フロントチェンジ→レッグスルー→ダブルバックチェンジ(バックチェンジ2回)
の計6種類をクリアし、スタートした側のサイドラインタッチでゴールです。
初級:18秒
中級:15秒
上級:12秒
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ