トランジション局面やfinish局面での効率的なドリル
Sufu会員プロフィール情報
・片岡さん
・チーム構成:社会人、男子
・競技レベル:上級者
・選手数:11〜15人
・指導歴:6〜10年
コンセプトや取り組んでいる課題
チームが目指すスタイルに対し、効率的な練習ドリルや、自分が知らないアプローチ方法を探すために活用。
特に、以下の2点で、効率的なドリルを探す際に、非常に有益であった。
①トランジション局面で、ゲームで経験する内容と類似した経験を積める、及び、段階的に負荷を調整できるような練習カリキュラム。
②finish局面での各種のスキルの向上。
①についてコンセプトは、「練習ドリルの中で、ゲームと類似した状況を経験する(ボール保持者、非ボール保持者も含む)
②についてコンセプトは「有用とされている様々なfinishスキルを、一度、目的と共に把握する」になります。
採用しているSufuのメニュー
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このメニューを採用した理由
21年12月頃に恩塚コーチの講習でゲームモデルの詳細を学ぶ。
長いスパンで、フィニッシュ局面の訓練が重要だと認識をした。
その際、 ここまで綺麗に整理されているfinishの整理に遭遇したことが無かった。
特に、フェイクワンステップを狙い、DFの反応が無く、そのままショットをする技術等が印象的であった。
一定以上の年齢の競技者は、ワンステップを技術として教わっていない。
自分の指導対にとって、有意義な情報となった。
このメニューの良い点や工夫してる点
スポーツ界では、いい意味で、 個人技が嫌われ、チームとして戦う事の重要性が問われる。
ただし、finishについての個人技はとにかく高める必要性のある事をメッセージ として共有した。(DFの状況に応じ、味方にパスをする、または、シュートをせずにスルーをすることも含め、個人技の中に含んだ)
チームプレーを最終的な成果に繋げる為にも、絶対に必要な個人技として設定した。
地道に取り組み、約半年後ほどで、大きな成果を得られた
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このメニューを採用した理由
チームで意図しているプレーの類似体験を積めるため。
人数、状況(マッチアップの調整、リバウンドエリアの調整)等を変え、複合的に活用。
トランジションの攻防の、導入として、この形式のドリルの設定を活用しやすい。
また、勝負形式に設定をしやすく、選手同士のモチベーションも高く維持できる。
このメニューの良い点や工夫してる点
工夫
リムランナーの設定を微変更する
①意図的にミスマッチになりやすいスタート方法
②センターのDFによる技術の変化
③先行してインラインを確保できるが、ワンパスが難しい場合の攻防
①~③に関連し、3人目の選手も導入。インサイドに対して、DF選手がケアをするか否か。
及び、Stop the ballの駆け引きの部分をドリルの中に加えた。
より実践的な練習になる際、なるべく練習を止めたくない希望をコーチとして持っている。その為、基礎的なドリルの中で、著しくチームのコンセプトとズレがある場合、指摘をする時間とした。(例:見るべきポイントの情報を視覚で収集せずに、プレーの判断をしているように見受けられるケースなど)
このメニューを採用した理由
アップとして面白く、選手同士で明るい雰囲気になる為
このメニューの良い点や工夫してる点
2人一組でやる中で、勝者同士、敗者同士などをペアと、色々な選手同士が組むようにした。
また、小柄な選手には、PnRのスイッチを守る際に、大きな選手の押し合いに対応する能力が重要であることを示し、諦めずに奮闘する事を示した。
SPEEDのミスマッチを責める際にも、ペイントに侵入するには、BIGからの横方向のコンタクトに対処する必要性と共に、本ドリルに取り組んだ。
このメニューを採用した理由
視覚的な情報に反応しながら、ボールコントロールをする準備になるため。
特に、トランジションの局面では、チャンスの芽が刻一刻と変わるため、ボール保持者には情報収集、意思決定の速度が求められる。
そのような大きなストーリーの中で、やや緩く、選手同士で楽しく取り組めるため。
このメニューの良い点や工夫してる点
強いドリブル、反応速度を高めるべく、ミスをするかどうかのギリギリのラインを求めた。
楽しく取り組める雰囲気づくりに心掛けた。
関東大学1部で主力選手の一人としてプレーしていた選手がチームの活動に加わった(ブランク4-5年)際に、彼らにとっては目新しく、面白い練習ドリルをコーチとして知り、アップデートできる事は非常に有難かったです。