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バスケ日本代表コーチの鈴木良和氏が
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バスケ自主練

スペーシング

バスケのスペーシングとは?

バスケットボールにおける「スペーシング」とは「オフェンスのときの、選手と選手との距離感」のことです。5人のオフェンスが一定の距離を保ってポジションを取る、つまり立ち位置に立つことを「スペーシング」といいます。
バスケットボールの試合のほとんどはボールを持たないオフボールの時間であり、この時にいかに「スペーシング」を取るかが重要になります。

バスケのスペーシングが上手くなるコツ

なぜスペーシングが重要なのか?

一般的に1人のDFが一瞬で動ける距離は、左右にそれぞれ約2.5メートル、前後はそれぞれ約1メートルと言われています。つまり左右約5メートルと前後約2メートルの約10平方メートルが1人のDFが一瞬で守れるエリアです。コート上には5人のDFがいるので、約50平方メートルがDF側が一瞬で守れるエリアになります。
DFが守るのは基本的に3ポイントラインの内側で、ここが約70平方メートルあります。そこからDFが守れる50平方メートルを引くとOFが攻められるエリアは約20平方メートルしかないことになります。
この狭い範囲の中でよいスペーシングを保てないとOFは自滅することになるので、スペーシングを理解してプレーすることがとても重要なのです。

スペーシングの基本

「よいスペーシング」とはディフェンスが守らなければならないエリアを広げてオフェンスをしやすくすることです。ディフェンスが守らなければならないエリアを広げると、自分のディフェンスと隣の味方を守っているディフェンスとの距離が広がり、その間をドライブで攻めたり、カッティングで攻めたりしやすくなります。
そのための目安として、オフェンスは5人がそれぞれ5〜6メートル程度離れておくことが「よいスペーシング」になります。そうすることでディフェンスが守れない領域が生まれてくるからです。3ポイントラインをうまく活用し、その外側に全員、もしくは数名が立つことが「よりスペーシング」につながります。

合わせの3原則

どの年代にも共通して行うスペーシングに「合わせ」がありますが、この「合わせ」には3つの原則があります。

・ボールから離れる
・ほかのオフボールマンから離れる
・パスアングルを確保する

ボールに近づいて合わせるとボールマンの邪魔をすることになるだけでなく、DF間の距離も縮まってしまうのでボールから離れることが基本になります。その際にほかのオフボールマンに近づきすぎて狭くなることがないように注意しなくてはなりません。また、ボールマンから見た時にヘルプDFの後ろ側に隠れた位置に合わせるとパスが出しづらくなるのでお互いの顔が見えるようにパスアングルも確保しましょう。
この3原則に基づいて動くとパスを受けてシュートを打つチャンスが生まれます。

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ERUTLUC(エルトラック)
株式会社ERUTLUC
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。

2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2019年6月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。

【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ

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