スペーシングの練習(5out)
taka31さんの相談
相談内容
オフェンスのシステムは5outを採用しています。日頃からドリフトやドラッグの練習を2v0から取り入れ、最終的には2v2、3v3とメニューを行っている成果か3v3、4v4ではスペースを上手く利用するバスケットが少しずつですができるようになってきました。しかし、5v5になった瞬間、全員の脚が止まってしまい、動きのないバスケットになってしまいます。5v5でも、いつも通りプレーするためにはどのようなメニューをすればよろしいでしょうか。
詳しい練習状況
- 種別
- グループ練習
- 年代
- 中学生
- レベル
- 初心者
- ジャンル
- オフェンス
ERUTLUCからの回答個別作成練習メニュー
5アウトはペイント周りにスペースができる一方、アウトサイドが狭くなりやすいです。そのためどの局面においてもカッティングが重要になります。(それぞれの局面については「5アウト合わせ練習」のページに画像で解説があります。)
特に3メンサイドの中抜けは5アウトで良いスペーシングを取るために重要になりますので参考にしてみてください(「4on0 3メンサイドの合わせ」を参照)
おすすめは局面ごとにルールを決めて共通認識を持てるようにするやり方です。5アウトの練習シリーズにはルール設定をレイヤーで分けています。
レイヤーとは簡単に言えばレベルのようなものです。ただしレベルと少し違うのは、レイヤーは「層」という意味なので重ねていけるというところです。
例えば、「5アウト合わせ練習」のレイヤー1は「ドリフト」、レイヤー2は「ツーパスアウェイのカッティング」ですが、レイヤー2を行う際に、レイヤー1の「ドリフト」をやらなくなるわけではなく、「ドリフト」+「ツーパスアウェイのカッティング」となります。
もしこれが、レベル1・レベル2という分け方だった場合、レベル2を行う際にはレベル1はやらなくなってしまいます。
「レベル」のようにそれぞれ単体で行うものではなく、何層にも重ねて行っていくものを「レイヤー」と定義分けして呼んでおります。
自チームがどの局面で止まってしまうことが多いのか、またどのレイヤーまでなら試合でも出来そうなのかを見極めて、自チームに合ったレイヤーを選んで練習をしてみてください。
提案する練習メニュー
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「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ