ミニバス経験者で、県選抜に選ばれるような選手と、初心者でルールも曖昧な選手が一緒に練習をすることに困り感がある。
そしてこの度、新入生が入り、人数も増え、メニューに困っている。
日頃の練習は、ハーフコートしか使えない。
4分の1コートでも出来るようなメニューが知りたい。
要望の背景
中学の頃、バスケ部に所属していたものの、いざ指導となると難しさを感じている。
オフェンスの動き方が分からない。子どもたちも試合の中でどう動いたらいいか分からず困っている。
Sufu認定指導者の回答
ジュニア期の選手ではオフェンス同士が5m離れるとディフェンスはパスに届かなくなり、トップレベルの選手でも6mが限度といわれています。
これが、1人の選手が一瞬のうちに守りきれる範囲なのです。
つまり、オフェンスからするとお互いが5m以内の距離にいるということは、1on1を仕掛けても自分のマークマン以外のディフェンスにすぐにプレッシャーを掛けられてしまうということです。
さらに、そのディフェンスはドライブを邪魔したあとにすぐに自分のマークマンに戻ることも可能な距離だということです。
だからといってあまり離れすぎてしまうと強く正確なパスを出すことができなくなってしまいます。
そこで一般的には選手同士は常に5m程度の距離を保つのが理想なのです。
これがスペーシングという考え方です。この「選手間の距離が5メートル」を保ったフロアバランスを意識しましょう。
ドライブが起きたら周りのヘルプのヘルプディフェンスはボールに向かっていきます。そのため、オフェンス側はボールから離れる動きをすることで常にスペースを空けることができるのです。お互いの距離感が保たれるようにしつつ、俯瞰して見ると円を描くように動くのがポイントです。
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・ドライブが始まったらドリフトして合わせる
・パスのステップに対しては近づく
・パスを受けられる角度を使う
・ドリブルバックしてきたらレシーブしにいく
・素早くサイドチェンジをする
・ドライブが始まったら離れる
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ