【エルトラックが教える】ベーシックスタッツ(スカウティング)

【エルトラックが教える】ベーシックスタッツ(スカウティング)

ERUTLUC(エルトラック)

今回は、バスケットボールのベーシックスタッツについて説明させていただきます!
試合で勝利をつかみ取るためには、自チームの【強み】を活かし【弱み】をおさえること、相手チームの【強み】をおさえ【弱み】を攻めることが重要です。

 

そのための手段としてスカウティング(偵察)があります。
スカウティングから自チームと相手チームの情報を収集し分析することで勝利に近づくことができます。

 

育成年代の選手にとってもベーシックスタッツを知ることで自分自身の【強み】と【弱み】を知ることで将来の成長につなげることができます!

 

この記事ではスカウティングで使用するベーシックスタッツを紹介させていただきます。

シュート・得点のスタッツ

[P], [PTS] Points : 得点数
[PPG]  Points Per Game : 1試合の平均得点数
[FGM] Field Goal Made : フィールドゴール成功数
[FGA] Field Goals Attempt : フィールドゴールを打った本数
[FG%] Field Goals Percentage : フィールドゴール成功率

やはり試合での得点は1番注目されます。
レブロン・ジェームズやケビン・デュラントのように1試合平均30得点をとるような高い攻撃力をもった選手は要チェックです!

2ポイントシュートのスタッツ

[2PM] 2 point Made : 2Pシュート成功数    
[2PA] 2 Point Attempt : 2Pシュートを打った本数
[2P%] 2 point Field Goal Percentage : 2Pシュート成功率
2ポイントエリアでのシュート力を分析するためのスタッツです
3ポイントと比較する際に使用されます
2ポイントの数や成功率は高い選手で3ポイントの成功率が低い選手にはアウトサイドでのプレッシャーを弱めにミドルレンジへのアタックを警戒するように守ります


[2P MID M] 2 point Middle Range Made : ミドルレンジの2Pシュート成功数    
[2P MID A] 2 Point Middle Range Attempt : ミドルレンジの2Pシュートを打った本数
[2P MID %] 2 point Middle Range Percentage : ミドルレンジの2Pシュート成功率
ミドルレンジでのシュートを分析するためのスタッツです。
ペイントエリアの外側から3ポイントラインの内側のエリアをミドルレンジといいます。

 

また、ミドルレンジもペイントエリアに近いミドルレンジをショートミドル[2P SMID] 2 point Short Middle Range、3ポイントラインに近いミドルレンジをロングミドル[2P LMID] 2 point long Middle Rangeと分けて分析し、細かく自チームの攻め方と相手チームの守り方を分析するチームも多いです。


[2P PNT M] 2 point Paint Area Made : 2Pシュート成功数    
[2P PNT A] 2 Point Paint Area Attempt : 2Pシュートを打った本数
[2P PNT %] 2 point Paint Area Percentage : 2Pシュート成功率
ペイントエリアでのシュートを分析する際に使用します。
インサイドの強いビッグマンでもロングやミドルのシュートが低い場合はインサイドでボールを持たせないような守り方します。

 

またドライブ力は高いがロングやミドルのシュートが苦手な選手にはディフェンスの距離を離して抜かれないようにドライブを警戒して守ります。

3ポイントシュートのスタッツ

3ポイントシュートのスタッツ

[3PM] 3 point Made : 3Pシュート成功数    
[3PA] 3 Point Attempt : 3Pシュートを打った本数
[3P%] 3 point Percentage : 3Pシュート成功率
近年では高いアウトサイドシュート力をもった選手が多く存在します。
それにともなってアウトサイドを狙う戦術も増えて来ました。
女子日本代表も高い3ポイントでオリンピックで銀メダルを獲得しましたね。

 

また近年ではNBAやFIBA、Bリーグでも3ポイントラインから50cmや1m離れた遠い位置からでも3ポイントを打ってくるシーンが見られます。
アウトサイドシュートの高い特定の選手に対して2ポイントのように3ポイントも打つ位置を細かく分けて分析するケースもあるようです。

フリースローのスタッツ

[FTM] Free Throw Made フリースロー成功数
[FTA] Free Throw Attempt フリースローを打った本数
[FT%] Free Throw Percentage        フリースロー成功率
相手チームPTSの高い選手がFT%が低い場合に強いプレッシャーを与えてシュートを決めさせないようにするケースが多いです。
もしファウルになってしまってもフリースローを外す確率が高くなるからです。
フリースローが苦手な選手はフリースローの特訓が必要です!

アシストのスタッツ

[AST] Assist : アシストの本数
[APG] Assist Per Game : 1試合あたりの平均アシスト数
アシストの定義としてはパスレシーブから速やかにシュートが入ることです。
カッティングする選手へパスしシュートを決めた際やドライブからキックアウトしアウトサイドを決めたシーンなどはアシストとしてカウントされます。

リバウンドのスタッツ

リバウンドのスタッツ

[REB] Rebound : リバウンドの合計の本数
[OREB]    Offensive Rebound:オフェンスリバウンドの本数
[DREB]    Defensive Rebound :  ディフェンスリバウンドの本数    
[RPG] Rebound Per Game : 1試合あたりの平均リバウンド数
「リバウンドを制する者は試合を制す」という言葉の通りリバウンドの強さはとても重要です。
ディフェンスリバウンドが取れないこと相手にもう一度攻めるチャンスを与えてしまいますし、逆にオフェンスリバウンドが強いと攻める機会も多くゲットできます!
オフェンスリバウンドの強い選手にはしっかりとボックスアウトしてリバウンドを取らせないようにしましょう。

その他のスタッツ

その他のスタッツ

[STL] Steal : スティールの本数
[BLK] Block : ブロックショットの本数
スティールやブロックの多い選手は高いディフェンス力として評価されます。
もちろんディフェンスは数値に表れない部分も多いですが、NBAのディフェシブ・オブ・ザ・イヤー(最優秀守備選手賞)を授賞したクワイ・レナードやマーカス・スマートは年間で多くのスティールを、ディケンベ・ムトンボやドワイト・ハワードはブロック力の高い選手として有名です。

 

[TO] Turnover : ターンオーバーの本数
逆にスティールやブロックをされたり、トラベリングやシュートクロックなどバイオレーションでシュートを打てずにオフェンスを終了するとターンオーバーがつきます。

まとめ

今回のベーシックスタッツの紹介は以上です!
スタッツを参考にご自身の能力アップにぜひ活かしてみてください!

ERUTLUC(エルトラック)

株式会社ERUTLUC
「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。

2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2019年6月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。

【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ

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