オフェンスについて
ボラさんの相談
相談内容
オフェンス時に前に走っている選手のレシーブ準備が遅れてしまい、パスが前につながらずガードがコントロールする時間が多くなってしまい、潰されて相手の速攻につながってしまいます。レシーバーのミートを早くするにはどのようなドリルを行えば良いでしょうか。
また、ハーフのオフェンス時にコーナーまでパスが回らず高い位置でコントロールしている時間が長く、同じように潰されて相手の速攻につながってしまいます。コーナーに落とすためにどのような考え方を伝えれば良いのか、そして、どのような練習をすればコーナーまでボールをつなげるようになるのか教えていただければと思います。
詳しい練習状況
- 種別
- グループ練習
- 年代
- 中学生
- レベル
- 中級者
- ジャンル
- オフェンス
- チーム人数
- 11人
- 練習環境
- フルコート
- 練習頻度
- 週4日(平日2時間、休日3時間)
ERUTLUCからの回答個別作成練習メニュー
一つ目のご質問はオフェンストランジションの場面かと思います。
これはトランジション場面とハーフコート場面が連動しているかのチェックは必要かと思います。
トランジションの選択肢としてどんなものがあり、それに連動してハーフコートに入ったらどのように動くのかの判断材料があるとわかりやすいかと思います。
例えば、リムラン・ウィング・ドリブルキャリーの3人が走っているとしたら、
・基本ルールは一番前に走っている人にパス。
・ダメな場合はフリーマンにパス
・フリーマンがいないならドリブラーの1on1またはバックカット
のような形でしょうか。
フリーマンがいないということはディナイ をされているということなので、ボールマンの1on1スペースがある、またはディナイ されているので裏のスペースがあるよね、といった具合です。
そうなるとレシーバーにパスが飛んでくるか(ボールキャリーをしている選手の技術)という問題もあります。飛んでくるのに準備をしていないのであれば、おそらく失敗を何回か経験させてあげてこのタイミングで飛んでくるということを認識させてあげるだけでレシーブの準備ができるかと思います。
これは同じくハーフコートの場面の2つ目のご質問にも当てはまります。
コーナーにパスが入らない原因はなんでしょうか?
ディナイ されていてパスが入らないのであれば、ボールマンのドライブスペースは空いているはずですし、バックカットという選択肢も出てきます。
どうしてもコーナーを使いたいのであればドリブルでそのままそのポジションまで運ぶという手もあります。
プレーの選択肢を与えてあげるだけで、コーチ側もアプローチがしやすくなるかと思います。
「なぜもらいに行かないんだ?」はおそらくプレイヤーも答えを出せない可能性があるので「DFがこうだったからこう動いた方が良い」を答えやすくしてあげると良いかと思います。
オフェンスの指導をしたいときはディフェンスの状況設定をしっかりやっておくとスムーズに行く場合が多いです。
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「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ