ディフェンス時に相手のボールマンとマークする対象を同時に見るのが下手でマークマンを見失ってしまう
マサルさんの相談
相談内容
試合中(ディフェンス時)に相手のボールマンとマークする対象を同時に見るのが苦手で、マークマンが視界から消えてしまいます。2~3人で練習できる方法はありますか?
詳しい練習状況
- 種別
- 個人練習
- 年代
- 小学生
- レベル
- 中級者
- ジャンル
- ディフェンス
ERUTLUCからの回答個別作成練習メニュー
ご質問ありがとうございます。保護者様からの質問という事ですので、全体像と共に返答いたします。
U12世代という事ですので、ボールマンにマークをしている時のDF能力の強化を強調する事が、今後のバスケ人生を見据えた際にも意義があります。
対戦チームが複雑なオフボールスクリーンやカッティングを駆使するがゆえに、自分のマークマンと相手ボール保持者との位置関係を見誤る場合は、ある部分で、仕方ない側面もあります。質問の返答とは外れてしまうかもしれませんが、自分自身がボールマンをマークする際に、相手が簡単にパスを出せないよう、プレッシャーDFを与え続けられることが重要になるかもしれません。
上記の前提の上で、何個か基本的なオフボール(ボールを持たない時のDF)のドリルを紹介します。1つは、ジャンプトゥザボールです。ボールが移動した瞬間が、オフェンス側にとってはカッティング等をする行うチャンスです。その瞬間のリスクを減らすための、基礎ドリルになります。
その上で、「チェックザカッター2on2」で言及されているように、反対サイドから飛び込んでくる選手を事前に掴まえられると効果的なDFになります。
バスケットボールは刻一刻と状況の移り変わる混沌としたスポーツです。その認識の上で「ピックアップからの2on2」のように、味方同士のコミュニケーションが求められるドリル等も可能な範囲で行っておくと、様々な学びがあると思います。
発展形としては、「カバーダウン3on3」をお勧めします。相手のボール保持者、自分以外のマークマンのオフェンス、自分のマークマン、チームメイトの動きに応じて、自分自身のプレーを選び取るドリルです。これらは、U15年代に進学後で問題はありません。しかし、プレーの構造を理解しておくことは今後のバスケ人生の糧になるはずです。応援しています!
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「バスケットボールの家庭教師」を運営している会社になります。
2004年に開始したバスケットボールの家庭教師事業は、2022年4月時点でコーチ70名以上、会員数1300名以上。
指導実績多数・各地講習会なども担当しており、「はじめてのミニバスケットボール」「バスケットボール IQ練習本」「バスケットボール判断力を高めるトレーニングブック」「バスケットボールの教科書1~4」など多くの書籍・DVDも監修しています。
【ERUTLUC代表鈴木良和コーチ JBA活動歴】
2016年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2016年男子日本代表サポートコーチ
2017年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2017年男子日本代表サポートコーチ
2018年U22日本代表スプリングキャンプアドバイザリーコーチ
2018年U12ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年U13ナショナルキャンプヘッドコーチ
2018年~2021年男子日本代表サポートコーチ
2021年~女子日本代表アシスタントコーチ