短時間で効率よく身につく体幹トレーニング
要望の背景
体が弱く当てられた時に吹っ飛ばされたり当てても相手がビクともしない
Sufu認定指導者の回答
ご要望頂きありがとうございます。
今回はサッカーで当たり負けしない体を作るための体幹トレーニングを紹介致します。
体幹のエクササイズではフロントブリッジ、サイドブリッジのように全身をガチッと固めて安定性を高めるトレーニングが非常に重要ですが、実際のスポーツの場面で重要なのは、手足を動かした中で体幹が安定していることだと考えられます。
腕や足の大きな動きは肩や股関節を介して体幹に伝わりますが、そういった動きの中で体幹が安定していないとうまく力を発揮できません。
サッカーなどのコンタクトの場面では体幹を固めるだけではバランスを崩してしまうことがあるため、うまく体幹と四肢を連動して体幹は安定させた状態で手足を自由に動かせることが理想であると考えられます。
以上のことを踏まえて、今回は手足の動きに連動して体幹を安定させるトレーニングを選びました。
手足の動きがスイッチになって体幹への刺激となる種目で、動きの中での体幹の安定性を効率よく鍛えることができると言えます。
全身をしっかりと固めるエクササイズももちろん非常に重要なため、そのようなエクササイズにプラスアルファで行うことが望ましいです。
体幹のエクササイズは基本的に毎日行っても過負荷(やりすぎ)にはならないと考えられるため、毎日コツコツと色々な刺激を入れて取り組んでみてください。
手を伸ばすことで、身体が捻られないよう耐えることによって体幹筋を活性化することができる
ウォームアップやトレーニングとして用いると良い
胸を床面から話すように持ち上げることがポイント
この際に腰が反らないように注意する
顔は正面を向けずに、床面を向くようにする
このときに身体が捻れないように、最初の姿勢を保持する
その際には床から胸を離すように身体を押し上げる
正しい姿勢で行うことが重要であり、腰を反った姿勢のまま長い時間行えるように目指すことは逆効果となるため注意が必要である
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インナーマッスルを鍛えるエクササイズ
ボールキック時やスプリント時の体幹のブレを少なくする
この際に腰を反らないように(床から腰が浮かないように)下腹部を引き込みながら行う
また鳩尾(みぞおち)周辺の肋骨が上がらないように息を口から吐きながら降ろすとよい
腰が反らないように(床から浮かないように)下腹部を引き込みながら動作を行う
もし腰が反ってしまう(床から浮いてしまう)ようであれば降ろす動作の範囲を小さくする
ハムストリングス(大腿部後面)が硬すぎて膝が伸びない場合には、膝を曲げて膝と手でボールを挟むようにする
片脚立ちの安定化(中臀筋の活性化)させるエクササイズ
ウォームアップやトレーニングとして用いると良い
この際に、頭〜両膝の間が一直線上になるように姿勢を保持する
この際に、側腹部、両側臀部が収縮するのを感じる
手を遠くに伸ばすようにすると肩甲骨を大きく動かすことができる
腰を反らさないように注意する
余裕が出て来たら時間を長くするのではなく、セット数を増やすようにするか、もしくは上級のエクササイズに移行する
正しい姿勢で行うことが重要であり、骨盤が下がっていたり、腰を反った姿勢のまま長い時間行えるように目指すことは逆効果となるため注意が必要である
ウォームアップやトレーニングとして用いると良い
片方の手を頭の後ろに添える。
この際に腰を反らないようにする
10回 2〜3set
正しい姿勢で行うことが重要であり、誤った姿勢・腰を反った姿勢のまま行うと逆効果となるため注意が必要である
左右の回旋方向にブレない軸を作る
ウォーミングアップとして行うのも効果的
もしくは2人組で行い1人が端を持ちテンションをかける
腰と床のスペースを潰すようにし、腹部を引き締める
腕を伸ばしきったらゆっくりと元の位置まで戻す
体幹が左右にブレないよう気をつけなが繰り返す
背中や腰の強い収縮を感じる場合は腰を反ってしまっている場合がある為気をつける
みぞおち近くの肋骨が浮き出ないようにするために息を吐きながら臀部を上げると良い
初級:10回 1〜2set(チューブ弱)
中級:10回 1〜2set(チューブ強)
上級:10回 2〜3set(チューブ強)
余裕が出てきたら回数を増やすよりも、セット数を増やすかチューブの強度やテンションを上げる
正しい姿勢で行うことが重要であり、誤った姿勢・腰を反った姿勢のまま行うと逆効果となるため注意が必要である
肩甲胸郭関節の機能的な動き
腰が反ったり肩に余計な力が入らないよう注意する
いきんだりせず自然な呼吸でリズムよく行う
上肢・体幹・下肢の連動した動きの習得
尾てい骨だけ持ち上げる意識でお腹に力を入れて腰と床の間に隙間ができないようにする
この時腰が反らないように(腰と床の隙間ができないように)注意する
手・足の動きに合わせて腰が反りやすくなるため背中を床にしっかりつけるよう意識する
どうしても腰が反ってしまう場合は下のように少しレベルを下げて行うと良い
・足はスタートポジションから動かさずに手のみを動かす
・手のひらを床につきお腹に力が入りやすい状態を作り足のみで行う
また、薄いタオルやチューブなどを腰の下に入れ横から引っ張り、それが抜けないように意識することで腰が反るのを防ぐことができる
内転筋群の筋力強化
この時下の足が落ちないように内転筋を使って上の足に近づける
太ももの間に丸めたタオルなどを入れ挟むと内転筋を意識し易くなる
体幹と股関節の協働・分離
走動作に必要な股関節の屈曲の安定性向上
肩の真下に手がくるようにして肩に余計な力が入らないよう気をつける
ゆっくりと行い最終可動域までしっかり引き上げる
正しい姿勢で行うことが重要であり、腰が反ったりすると逆効果のため気をつける
最初は姿勢をキープできる回数から始める
代表の並木はサッカー日本代表としてFIFAワールドカップフランス大会、日韓大会、ドイツ大会に帯同。そのほかU-23日本代表のアスレティックトレーナーとして4度のオリンピックに帯同しており、U-17ワールドカップへの帯同実績もある。
また現在までにU-19サッカー日本代表、Jリーグ、各世代のサッカーを中心に、WJBL、社会人ラグビー、ソフトボール、モトクロス、卓球、陸上、アーティストなど様々な競技や分野にアスレティックトレーナーを派遣している。
さらには講演会やセミナー、専門学校などの教育機関に講師を派遣するなど後進育成にも力を入れている。
「一人一人の健康な人生をサポートする」を企業理念として掲げ、世の中の人々の『健康』をあらゆる方向からサポートし、一人一人の「楽しく、豊かに、生き生きと」生きる、そんな『健康な人生』をサポートしている。