左投げ左打ちです。チームの事情もありショートを守っています。走攻守全てにおいてのレベルアップが希望ですが、特にバッティング、走力のレベルアップを望みます。下半身から力を伝えることが下手だと言われてきました。股関節などの柔軟性も低い様です。1人での練習が多い為、1人で出来る練習だと大変ありがたいです。置きティーやラダーはチームにあるので使えます。
要望の背景
今年で25歳です。2年間、野球をせず働きましたが野球への未練から現在、ハンガリーでプレー、指導をしています。ヤーノシュショモルヤ ラスカルズというチームです。状況として、1人で練習することが多くどのような練習をしたらいいか伺いたく連絡させて頂きました。大学野球部在学時のサーキットトレーニングやポール間ダッシュをしていますが、有効なのか不安になりつつあります。今後サマーブレークに入り、個人練習に時間も多く割けるので、ぜひレベルアップの為になるトレーニングを専門の方の意見を頂きたいです。私に指導をする立場の存在がいないので、貴重な機会になると考えています。また、得たものをチームにも浸透させたいと思っています。上記の質問事項においては、該当するであろうものにチェックを入れてあります。よろしくお願い致します。
Sufu認定指導者の回答
今回、ご要望をいただいた中から
バッティング、走力アップのための
練習メニュー、トレーニングメニューについて
お伝えさせていただきます。
バッティングに関しては
お一人でもできるようスタンドティーを
利用したメニューを採用しています。
トレー二ングでは、走力アップ
柔軟性向上のためのトレーニングメニューを
採用していますので
ぜひ取り組んでいただければと思います。
確認し、角度がついた打球を
打てるようにしていくため
ボールの当てる位置を確認する
バットを戻しトップを作る
スイング軌道が合うように
ボールを打つ
・スタンドティーから始める事で
バットがボールの少し下に入る感覚を
覚えること
・一度バットがボールに当たる位置を
確認してからトップを作り
バットの軌道を確認させること
・バットを戻してスイングしていくときに
肩が入りやすくなるので
肩が入らないように気をつけること
《指導のポイント》
・バットの軌道を確認しながら
インパクトに合わせたら
バットを戻してからスイングすること
・バットをボールに当てる位置は
ボールの中心より少し下にすること
・打球の角度が35度〜45度に
なるように打つこと
引っ張りだけでなく
打球方向へ力を発揮していくため
・前傾姿勢をとり過ぎてしまうと
腰が開きやすくなり
肩も開きやすくなってしまうので
注意すること
・しっかりと内転筋に力を入れて
バランスを保つこと
《指導のポイント》
・腰を止めた状態から振り出していくこと
・スイング後の開きとスイング前の開きは
違うものなので注意すること
・スイング時に肩が
下がらないようにすること
前後の体重移動を意識させるため
後ろ足の前でクロスさせる
上体を軽くベース側へ倒す
踏み込み足を投手方向へ出す
スイングする
・足をクロスさせた時に
バランスが取れているのか確認し
腰が抜けないように投手方向へ動き出すこと
・踏み込み足を投手方向へ出していく時に
頭が突っ込んでいないように注意すること
・お尻を背中側に出す事で
上体をベース方向へ傾けること
《指導のポイント》
・踏み込み足のを出すタイミングは
投手方向へ体重がかかった瞬間に出すこと
・足をクロスした時につま先より膝が
前に出ないように注意すること
・後ろ足のタメができているか確認すること
・踏み込み足が着地する前に回転動作に入ってしまうと
体の開きのに繋がるので、踏み込み足が着地してから
スイングするように注意すること
地面を蹴る力を強化するため
地面反力を使う能力を獲得するため
この着地の時に出来るだけ膝は曲がらないようにする
・着地で膝が曲がりすぎてしまうと
足首の力を使いにくくなってしまうので
膝を伸ばした状態で行うようにすること
・アンクルジャンプを行なって
ダッシュをするなどダッシュの前に行うことで
走力アップにも効果的なメニューとなる
《指導のポイント》
・まずはその場で行い真上に力を出すように意識すること
・高く飛ぶためには足首の蹴るタイミングを意識すること
・上半身の前後の動きが出てしまわないように注意すること
上半身のブレを改善する
腕の振りと足の協調した動きを習得する
リズムよく体を動かすため
リズムをとり反対の足の腿上げを行う
腿上げを連続して行う
・腕を振ることで
足をあげるバランスも取りやすくなる
・上半身がぶれてしまうと
動きのブレも大きくなるため
上半身はブレないようにする
・ジャンプしている片足で
リズムを取るだけで足の動きも改善する
《指導のポイント》
・リズムよく足挙げ動作を行うこと
・腕もしっかりと振り動きを安定させること
・足場は出来るだけ動かないようにして
その場で足上げを行うこと
・足をあげる動きを特に意識して行うこと
力を伝えやすい動きの獲得するため
から片足を曲げる
そのまま片足で立ち上がる
・膝の位置を動かさないようにして
重心を前に持っていくと立ち上がりやすくなる
・重視の位置を動かすことを
意識することで体も動かしやすくなる
・できない場合は前から手を引いてあげて
重心を前に持ってくるようにすることで
感覚をつかみやすくなる
・片足でゆっくり座ることができるようになれば
立ち上がりの感覚もわかりやすくなる
・かかとをお尻に近づけると
重心の位置を前に出しやすくなる
《指導のポイント》
・片足立ちをする足の裏は
全体が地面に着いた状態で行うこと
・膝の位置が前に出てしまうと
立ち上がることも難しくなってしまうこと
・頭の位置が後ろにあると
立ち上がりも難しくなる
・膝も左右にぶれてしまわないように
注意すること
体幹の動きを安定させるため
股関節の筋肉の強化
(この時に体が開いたりしないようキープする)
股関節の前回し、後ろ回しを行う
・膝を大きく回していく意識を持つことで
より股関節の動きも大きくなる
・体幹を安定させることで
股関節の動きも大きくなる
《指導のポイント》
・腕と足が地面に対して
垂直になるようにして
四つん這いの姿勢を作ること
・足を回していく時には
体がぶれないように
できるだけキープすること
・足を浮かせたタイミングで
体が開いてしまわないように注意すること
・股関節を大きく動かすように意識すること
下半身をコントロールする能力を習得するため
下半身の動きを改善するため
足を開脚し足を閉じた位置に戻す
・ジャンプの最上点と開脚動作の
最大に広がるタイミングを合わせることで
コントロールしやすくなる
・まずは足を広げる動きよりも
足の動きをコントロールしていく
《指導のポイント》
・ジャンプのタイミングで
出来るだけ開脚の幅を広げること
・ジャンプした中で足を開く動作と
閉じる動作を行うこと
・連続して行うために体の動きを
コントロールしていくこと
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